ドラマブログ

ドラマと映画が大好きな30代。面白さを共有したいので感想を交えて楽しく書いてます。

崖っぷちホテル 2話 あらすじと感想。幻のケーキと女子高生の両親の思い出が切ない!

日テレの日曜ドラマ「崖っぷちホテル!」第2話。このドラマ、あまり目立ったドラマではないが内容がしっかりと作り込まれていて、言葉一つ一つに深い意味が込められている。小さな感動が散りばめられているところがとても面白くて、ちょっとした涙を誘ってくれる。とても良いドラマ。面白い。今期のドラマはどれも面白いものが揃っていて、なかなか楽しませてくれるではないか。

ドラマ「崖っぷちホテル!」2話

崖っぷちホテル「グランデ インヴルサ」に突如現れた自由すぎる客人・宇海直哉(岩田剛典)の正体は流ホテル「バリストンホテル東京」の副支配人だった事が明らかになり、総支配人の桜井佐那(戸田恵梨香)はこの男ならこの崖っぷちホテルに希望をもたらしてくれるのではないか、そう感じ、勢いで「一緒に働いて欲しい」と申し出る。

自由すぎる宇海直哉はまさかのワクワクすると快諾。もうね。普通の人ではないよね。現時点で一流ホテルの副支配人という地位を保っていながら、それをあっさり捨て去り、今にも潰れそうになっているホテルに働くのだから。

そもそも、宇海直哉はどうしてこのホテルにやってきたのだろうか。おそらく、先代の桜井剛と何らかの関わりがあったのだろうと思われるが、そのあたりの謎はまだまだ明らかにされることはないだろう。

第2話では、宇海直哉が副支配人になってからどう再建するのかの第1弾となる。

崖っぷちホテル 2話 あらすじとネタバレ

宇海直哉が副支配人になる

早速、人事異動が発表される。

副支配人だった時貞正雄(渡辺いっけい)は降格され主任に。そして宇海直哉が副支配人になる。料理長の江口竜二(中村倫也)も降格され新人パティシエの鳳来ハル(浜辺美波)がまさかの料理長になる。

いやいやいや...。味覚が優れていたとしても料理できるのか?パティシエだよね。まあ、最上級の笑顔でそれを受け入れるハルは本物だとは思うが。

改装するため3日間閉館することに

ホテル グランデ インヴルサは老舗旅館だ。

しかし、設備もボロボロなのは客としては喜ばしくない。ということで、3日間閉館することで老朽化した設備の改修をすることになる。といっても、お金をかける事ができないので、宇海直哉が自ら水回りの改修をするという。

追加融資を時貞正雄にお願いをしていたが、どうやら何か裏があるようが。横領なんだろうな。

銀行の金の流れを確認されると、かなりまずい状況になってしまうのだろう。これに関わっているのは時貞正雄。丹沢昭人(鈴木浩介)も少しだけ関わっている感じっぽい。

ケーキフェアを開催することに

宇海直哉は顧客名簿をホテルの宝なのだという。

閉館している間に目を通しておくようにとスタッフにいうのだった。

そして、新人パティシエの鳳来ハルは過去にこのホテルには幻のケーキがあったことを知る。そして、このケーキを復活させたいと桜井佐那に申し出るのだった。宇海直哉は良いアイディアだとし、ケーキフェアを3日間限定で開催することを決めるのだった。

幻のケーキ

しかし、幻のケーキの味を知っているのは、幼少期に食べた事がある桜井佐那だけだ。当然ながらレシピもない。

ハルは桜井佐那の記憶していた幻のケーキを元に試作ケーキを作り、試行錯誤の末、幻のケーキを完成させる事ができたのだ。といっても、最終的には江口が「ポルトガルのお祝いに使うケーキだったら卵黄クリームでコーティングされているケーキしかないだろう」と試食もせずに決定しただけなのだが。

崖っぷちホテルはちょくちょくと設定が雑なところがあるが、それだから面白いのである。天才的な新人パティシエが作るから、食べたこともない幻のケーキをあっという間に作ってしまう事ができるのだ。

幻のケーキができてケーキフェアができる状態になれば、この物語はそれで成立してしまうのである。これで良いのだ。

女子高生が謎の涙を流す

ケーキフェアは顧客リストにあるお客様を招待する形で開催された。このイベントに批判的な時貞と丹沢、そして枝川(りょう)。枝川はホテルの批評をしている雑誌の編集者も招待をしていた。

イベントの粗を記事にさせてホテルの評価を下げようという魂胆だ。どこまでも根性が腐りきっている。ここまで腐りきってるとある意味清々しいほどだ。

女子高生のが一人でケーキフェアにやってきた。幻のケーキを食べに来たのだが、すでに売り切れてしまっていた。翌日も女子高生がやって来た。ピエール田中が幻のケーキを隠しておいて提供する事ができたのだ。粋なことをしてくれる。

食べたかった幻のケーキを見た瞬間。女子高生は突然涙を流し始めるのだった。この涙をきっかけに現場は大混乱し太田原(くっきー)が女子高生に水をかけてしまうなどしてしまう。

このケーキを食べるためにわざわざやって来たのになぜ涙を見せたのか。宇海直哉は顧客名簿の束を目の前に、過去に何があったのかを探ることにしたのだ。

そして、この女子高生は10年前に来ていた但馬茜という少女である事が明らかになった。しかし、涙の理由は分からない。みんなで引き続き徹夜をして顧客名簿を探す。と、そこに飲み上がりの枝川が現れるのだった。

枝川は「顧客名簿はホテルの宝だと言ってたけど桜井さんがずっと大切にしていたものは他にもある」と。この言葉に佐耶はお礼状があることを思い出したのだ。そう、先代はお客からもらったお礼状も大切に保管をしていたのだった。

そして、開店1時間前に但馬茜のお礼状を発見するのだった。

両親との思い出の場所

ケーキフェア最終日。閉店間際に但馬茜が再び現れた。席に着いてピエール田中が幻のケーキを持ってくる。今日はホール丸々一個でろうそくと誕生日プレートが立てられた状態だった。

「あの日、ここで祝ってもらったんです。この席で。その半年後でした。」

但馬茜の両親は交通事故で二人とも亡くなってしまっていたのだ。だから、幻のケーキが復活すると聞いて、両親に会いにくる感じにやって来たのだ。だから、幻のケーキを一目見ただけで涙を流してしたった。

なんとも悲しい物語である。そして、さらにサプライズが続く。誕生日の横断幕を持った太田原や阿部。宇海直哉が桜吹雪を送風機を使って舞わせている。

9年前に但馬茜が小学校に入学をした時の再現をしたのだった。この状況に但馬茜は感動し笑顔を見せるのだった。

崖っぷちホテル 2話 感想

なかなか感動的なストーリーで面白かった。小学生1年生の時に両親を亡くしてしまうって物心がついたなりのことだし、両親の記憶もしっかりと残っているだろう。

そんな思い出の幻のケーキが復活すると聞けば、両親に会いに行くかのような感覚になるのだろうし、大事な思い出を色褪せることなく再現させたケーキフェアは大成功だ。今回の出来事では批判的だったスタッフも過去のことを思い出させるきっかけにもなった。少し、前向きになったような気がするし、仕事をすることに対して、何かが変わったのかもしれない。