ドラマブログ

ドラマと映画が大好きな30代。面白さを共有したいので感想を交えて楽しく書いてます。

シグナル 4話 あらすじと感想!愛する人を救う事ができなかった切なさと真犯人が分かっていても逮捕できない心境

シグナル長期未解決捜査班の第4話では、第2話から続いていた女性連続殺害事件が解決することになる。第4話で1997年の刑事・大山(北村一輝)が心に深い傷を負うことになる。

結論から書くが、2018年の三枝(坂口健太郎)から貰った情報で助ける事ができたかもしれない、北野みどり(佐久間由衣)を助ける事ができなかったのだ。あと一歩のところというのが何とも残酷な話だ。もうちょっと明るい物語でもいいのにと思ってしまうのだが、原作者はとことん不幸にさせたいのかもしれない。

ドラマ「シグナル 長期未解決捜査班 4話」あらすじとネタバレ

北野みどりを助ける事ができなかった大山

2018年の三枝から次に殺されるのが北野みどりであることを知った大山。急いでみどりがどこにいるのかを探すが、なかなか見つからない。そして、トンネルの近くで手足を縛られた状態で変わり果てた姿で大山が発見するのだった。

分かっていたのに助ける事ができなかった大山は憔悴しきった様子。そこに、2018年の三枝から無線機を通して交信が始まる。三枝はここで北野みどりを助ける事ができなかったことを知る。大山はバスの運転手・田中修一が怪しいことに気付いていた。

そして、田中に復讐することを決意するのだった。まあ、そうなるよね。最初は北野みどりのことは、それほど気にしてはいなかったけど、少しずつ惹かれていったのは間違いないだろうし、自分に好意を持ってくれていたと思われる女性が目の前で殺されて変わり果てた姿になってしまったのだから。

いくら刑事とはいえ、自制心を働かせるのは相当難しいことだとは容易に想像できる。

真犯人はバスの運転手・田中の息子だった

1997年に起きていた女性連続殺害事件の真犯人はバスの運転手・田中修一の息子の仁志という男だった。2018年に八代英子が殺された事件は田中修一が真犯人。八代英子は田中の息子が犯人である証拠を持っていた。それで脅されて金を支払っていたのだ。

そして、長期未解決班が動き出したことで証拠が見つかると判断した田中修一は八代英子を殺害した。全ては息子が犯した罪を隠すために行ったこと。凄いよね。息子と言っても当時で20歳前半、現在は40過ぎたオッサンですよ。それを自ら犯罪者になってでも守りたいと思うという。

自分にも息子がいるけど、もし息子がこんな犯罪を冒してしまったら、絶対に許すことはできないし、幇助することもできない。綺麗事なのだろうか。田中修一という男が理解できない。まあ、世の中にはいろんな人がいるから、守りたいと共感できる人もいるのかもしれないが。

大山がみどりにプレゼントした髪留めが証拠となった

大山はみどりの誕生日に髪留めをプレゼントしていた。

みどりが殺害された現場にその髪留めが落ちていた。みどりが仁志に襲われていた時、田中修一が監視していたため、不審に思った八代英子が付けていて、この現場に居合わせていたのだ。つまり、第一発見者は八代英子で、そこに落ちていた髪留めを拾っていたのだ。

その髪留めを使って田中修一に金銭を要求していた。この髪留めは銀行の貸金庫の中に保管されていたのだ。2018年になって、この髪留めが発見され鑑識に回されてDNA鑑定によって田中仁志が真犯人である証拠になったのだ。

もし、1997年にこの証拠が発見されていても当時のDNA鑑定では判別する事ができなかったらしい。つまり、貸金庫でこの時を待っていたということになるのだ。北野みどりの最後の力だったのかもしれない。

田中仁志は1997年の大山に追い詰められてビルの屋上から転落。下半身付随になってしまう。これを境に女性連続殺害事件は続かなくなった。これが理由だった。つまり、逮捕はできなかったが大山が事件を終結させた。ということになるのだ。

1997年の鑑識では逮捕する事ができなかった。このことは2018年の三枝が大山にきちんと伝えた。だからこそ、2018年まで事件が進展しなかったということなのかもしれない。

なかなか奥深いストーリーだ。そもそも、大山は桜井美咲と深い関係にあるのかと思っていたが、それ以前に北野みどりと悲しい出来事があったとは。

モンテ・クリスト伯 2話 あらすじとネタバレと感想。14年ぶりの再会も誰も暖のことに気付かない。

木曜ドラマ「モンテ・クリスト伯」がなかなか面白い。視聴率は5.1%と低めだけど、もっと高くてもいいくらいのレベルだと思う。ずっと低迷している木曜ドラマなので、突然上がることはないにせよ、もっと視聴率が高くても良いドラマだと思う。

ということで、ドラマ「モンテ・クリスト伯」の第2話について書いていこうと思う。

ドラマ「モンテ・クリスト伯」2話 あらすじとネタバレ

脱獄を試みる柴門暖

独房に収容されている柴門暖。生きる気力を失っていたところ、床からファリア新海(田中泯)が現れた。脱獄をしようとしたところ、間違えて暖の独房に来てしまったのだ。完全に生きる気力を失っていた暖だったが、ファリア新海の部屋に行くことに。

ファリア新海はなんと元大統領だった。20年前に捕まってしまい収監されているのだという。何をして収監されることになったのだろうか。

ベッドのパイプを加工して穴を掘る道具を作り時間をかけて穴を掘っていた。ファリア新海は暖が受け取っていた手紙に書いてあった投資会社社長・入間貞吉(伊武雅刀)のことを知っていた。

暖は入間貞吉とは面識はなかったものの、刑事の入間公平(高橋克也)は知っていた。ここで、二人が親子であることに気付いたのだった。そして、この二人に嵌められたのだと...。

暖はファリア新海と一緒に脱獄をしようと一緒に穴を掘り始める。長い年月をかけて...。二人は親子のような関係になっていき、暖はファリア新海のことを親父と呼んでいた。

しかし、ファリア新海が体調を崩し死が近いことを自覚。そして暖に「もし、俺が死んだら...」とこの先のことについて話をするのだっった。ファリア新海はフィリピンの銀行に隠し財産を預けているのだという。これを相続してくれと。そして、ファリア新海は息を引き取る。看守はファリア新海の遺体を袋の中に入れて海に放り投げようとしている。

床下に隠れている暖は涙を流している。遺体に入った袋が海に放り投げられる。海に沈んだ遺体袋。すると、袋が破れて中から暖が出てきたのだった。ファリア新海は自分が死んだら入れ替わってここから抜け出すように暖に話をしていたのだ。確かに、この方法なら穴を掘って脱獄するよりも確実な方法なのかもしれない。

14年の歳月が流れ...

暖は木造船に乗って何とか日本に戻ってくることに成功。そして、実家の前にやってくるものの、すでに家はなく更地になっていたのだ。暖は疲労からその場で倒れ込んでしまう。そこに偶然通りかかった守尾信一郎に助けられるのだった。

守尾信一郎はかつて働いていた守尾漁業の社長・守尾英一郎(木下ほうか)の息子だった。暖の母親・恵(風吹ジュン)は暖が捕まってしまってから孤立してしまい餓死に近い状態で亡くなったのだという。

社長の守尾英一郎は肝臓を患い入院をしていた。そのことを聞いた暖は英一郎に会いにいくものの、14年も前のことなにか、人相が変わり果てた暖の姿に気付いていないのか、暖だとは認識していない模様。暖は真実を話すことなく、その場を後にするのだった。

すみれは幸男と再婚していた

暖は15年前に結婚をした目黒すみれ(山本美月)を探し喫茶店・シンドバッドへ。店はカラオケスナックに変わってすみれはここにはいなかった。すみれは料理研究家になって暖の親友だった南条幸男(大倉忠義)と再婚をしたことを知る。役者を目指していた幸男は今ではすっかり有名人になっていた。

親友だった幸男にすみれを奪われてしまっていたのだ。

カラオケスナックにたまたま来ていた寺角から脅して話を聞くと、神楽(新井浩文)が暖の実家を売り払い、東京で不動産業を営んでいることを知る。そして、手紙を持っていることを通報したのは神楽と幸男だったことを知るのだった。

ファリア新海の財産を継ぐ

暖は船に隠れ乗りシンガポールに行く。

ファリア新海の隠し財産を預けている貸金庫がある銀行にやって来た。ホームレスのような風貌の暖はすぐに行員に引き止められてしまうが、暗証番号を入力すると中に案内され丁重に対応をされるのだった。

あんなにヤバい格好なのに暗証番号さえ通過されば丁重に対応されるのが凄い。そんなもんなのかな?

暖ということに気付かない神楽と幸男

守尾英一郎が亡くなり葬儀に神楽、幸男、すみれ、そして刑事の入間公平も来ていた。神楽はすみれに「どうだ?2回目の結婚も悪くないだろ?」と話しかけるが、すみれは鋭い眼差しを神楽に向けるのだった。信一郎は守尾漁業を潰してしまったことで1億円の負債を抱えているらしい。

入間公平は暖の事件がきっかけに大出世をして将来は警視総監候補らしい。神楽はなにかあった時は力を貸して欲しいと頭を下げている。信一郎が会社に戻ると暖に貸していた上着がクリーニングされて戻って来ていることに気付く。

そして、「ありがとうございます。このご恩は必ず返します。」という手紙とともに1億円の小切手が入っていたのだった。一気に金持ちになった暖。お世話になった社長の息子に対して恩を返すのだった。

港で神楽と幸男が話をしている。すると、そこに暖が現れた。スーツを来て小綺麗な格好をし、今はモンテ・クリスト真実海と名乗っていた。目の前にいる男が暖であることに全く気付いてい内容だった。

暖は「お会いできて嬉しかったです。お二人のこれからの人生が幸せなものにあるようお祈りします。」と言い、目の前にやって来た高級クルーズ船に乗り込んでその場を去っていくのだった。

その様子を遠目からすみれが見ている。

ドラマ「モンテ・クリスト伯」2話 感想

もしかしたら、すみれは暖だということに気付いていたのかもしれないね。まあ、普通は気付くよね。目の前に現れて話までしたのに、暖であることに気付かない神楽と幸男は鈍感すぎるのだ。

すみれはどうして幸男と結婚をすることになったのか。神楽のあの言い方だと、何か理由があったのかもしれない。仕方なく幸男と結婚をしたのかもしれない。第2話では暖とすみれは再会していないが、再会した時に二人はどんな反応をするのか。そして、すみれは暖の元に戻ることになるのか。

今後の展開が非常に気になるところだ。

シグナル 3話 あらすじと感想!過去を変えて事件解決しても三枝の手柄にはならない切なさ。

シグナル長期未解決捜査班の第3話では2018年にいる三枝健太(坂口健太郎)は無線機を通して1997年にいる大山(北村一輝)と交信できていることを確信することになる。一つの過去を変えることにより未来を変えるということは、いい方向に行くとは限らない。その結果として、大山が失踪してしまうことになってしまうのだろうか。この辺りの謎はまだもう少し先になりそうだ。

それにしても、過去を変えたら現在も変わってしまうというのは、当たり前のことだがなかなか凄い設定だ。よくあるタイムトラベルものでは変わる前の世界はパラレルワールドとして続いていくというものが多いが、今作ではどのような扱いになるのだろうか。

ドラマ「シグナル 長期未解決捜査班 3話」あらすじとネタバレ

過去が変わり現在も変わった

2018年にいる三枝健太(坂口健太郎)が1997年にいる大山剛志(北村一輝)に連続女性殺人事件の情報を伝えたことで、5人目の犠牲者になるはずだった中島亮子を助け出すことに成功。

「遺体で発見」となっていた記録が「未遂」に変わったのだ。このことを認識することができるのは大山と交信をすることができる三枝だけのようで、周りの刑事らは5人目の被害者は助かったという認識に変わっていた。

誤認逮捕で謹慎処分

大山は中島亮子を襲った犯人を追って逮捕。事件解決。と思われたが、そうではなかった。2018年ではいまだに長期未解決事件のまま変化していなかった。実は、大山が逮捕した男は犯人ではなかった。誤認逮捕だったのだ。

23時23分。再び2018年と1997年が交信する。三枝は大山が逮捕した男は誤認逮捕で取り調べ中に死亡してしまう。さらに6人目の被害者が出ることを忠告したのだった。そして、三枝の言った通りに男は取り調べ中に死んでしまい、6人目の犠牲者も出てしまった。

大山は驚きを隠すことができない。そりゃそうだ。無線機から聞こえてきた声の通りに事が進んでいるのだから...。

大山は誤認逮捕をしてしまったことから謹慎処分を受ける。する事がない大山は公園にいく。すると行きつけのラーメン屋の店員・北野みどり(佐久間由衣)が現れる。誕生日なのだという。プレゼントが欲しいとねだりはじめ、仕方なく誕生日プレゼントを一緒に買いにくのだった。

路線バスの運転手が怪しい

長期未解決捜査班は被害にあった女性の共通点を探していた。すると、98番の路線バスに乗っていたという共通点があった事がわかったのだ。

1997年にいる大山もそのことに気付きはじめていた。犯人を追って捕まえた時にちょうどバスが発進していた直後だったのだ。つまり、本物の犯人はバスに乗って逃げて行った?

大山はバス会社に行ってそのバスを運転していた田中に話を聞く。しかし、そのような男は乗り込んでは来なかったと言われてしまう。

2018年の三枝らもバス会社に行っていて、当時運転していた田中に話を聞きに行っていた。しかし、田中は退職していて連絡を取る事ができないのだという。唯一、当時から働いている八代英子は連絡を取り合っているのだという。しかし、彼女は今朝、刑事が被害者女性の定期の記録を聞かれてから退職してしまったのだという。

何か怪しい。バスの運転手の田中もそうだけど八代英子も怪しい。何かを匿っているのか?

21年の時を経て新しい犠牲者が

三枝と美咲は八代のアパートに行く。すると、室内が荒らされていて当時の事件と同じように手足を縛られて倒れていたのだった。

犯人が21年の時を経て再び動き出したのだった。中本慎之介(渡部篤郎)の指示で未解決班は撤退することに。捜査が始まったことで犯人が再び動き出し犠牲者が出てしまった。当然の処置と言えるのかもしれないが、この中本という男も何かが怪しい。そもそも、大山が行方不明になった真相を知っているのではないか。黒い幕に消されたのではないか。そう思ってしまう。

北野みどりを救う事ができるのか?

三枝は23時23分になるのを待ち1997年の大山と交信をする。大山は謹慎を受けているのに勝手に捜査をした事で同僚に手錠をはめられて金庫に止められ身動きが取れない状況になっていた。無線機を触る事ができないまま三枝の声だけを聞いている状況だ。

ここで、7人目の犠牲者が出ることを知る。その犠牲者がなんと、北野みどりだったのだ。

動転する大山は、馬鹿力を使い金庫が固定されているビスを壁から剥がし手錠を外し、北野みどりの元に急ぐのだった。何者かに追われている北野みどり。大山は北野みどりを救い出し犯人を逮捕することをできるのか?

過去が変わっても三枝の手柄にはならない

個人的にいつも思うのは、もし三枝の情報により過去にいる大山が犯人を逮捕したとしても、三枝が犯人を逮捕したことにはならないんだよね。出世とか全く興味はないとはいえ、2018年にいる三枝が評価されることは絶対にないということになる。なんとも切ない話だ。

崖っぷちホテル 2話 あらすじと感想。幻のケーキと女子高生の両親の思い出が切ない!

日テレの日曜ドラマ「崖っぷちホテル!」第2話。このドラマ、あまり目立ったドラマではないが内容がしっかりと作り込まれていて、言葉一つ一つに深い意味が込められている。小さな感動が散りばめられているところがとても面白くて、ちょっとした涙を誘ってくれる。とても良いドラマ。面白い。今期のドラマはどれも面白いものが揃っていて、なかなか楽しませてくれるではないか。

ドラマ「崖っぷちホテル!」2話

崖っぷちホテル「グランデ インヴルサ」に突如現れた自由すぎる客人・宇海直哉(岩田剛典)の正体は流ホテル「バリストンホテル東京」の副支配人だった事が明らかになり、総支配人の桜井佐那(戸田恵梨香)はこの男ならこの崖っぷちホテルに希望をもたらしてくれるのではないか、そう感じ、勢いで「一緒に働いて欲しい」と申し出る。

自由すぎる宇海直哉はまさかのワクワクすると快諾。もうね。普通の人ではないよね。現時点で一流ホテルの副支配人という地位を保っていながら、それをあっさり捨て去り、今にも潰れそうになっているホテルに働くのだから。

そもそも、宇海直哉はどうしてこのホテルにやってきたのだろうか。おそらく、先代の桜井剛と何らかの関わりがあったのだろうと思われるが、そのあたりの謎はまだまだ明らかにされることはないだろう。

第2話では、宇海直哉が副支配人になってからどう再建するのかの第1弾となる。

崖っぷちホテル 2話 あらすじとネタバレ

宇海直哉が副支配人になる

早速、人事異動が発表される。

副支配人だった時貞正雄(渡辺いっけい)は降格され主任に。そして宇海直哉が副支配人になる。料理長の江口竜二(中村倫也)も降格され新人パティシエの鳳来ハル(浜辺美波)がまさかの料理長になる。

いやいやいや...。味覚が優れていたとしても料理できるのか?パティシエだよね。まあ、最上級の笑顔でそれを受け入れるハルは本物だとは思うが。

改装するため3日間閉館することに

ホテル グランデ インヴルサは老舗旅館だ。

しかし、設備もボロボロなのは客としては喜ばしくない。ということで、3日間閉館することで老朽化した設備の改修をすることになる。といっても、お金をかける事ができないので、宇海直哉が自ら水回りの改修をするという。

追加融資を時貞正雄にお願いをしていたが、どうやら何か裏があるようが。横領なんだろうな。

銀行の金の流れを確認されると、かなりまずい状況になってしまうのだろう。これに関わっているのは時貞正雄。丹沢昭人(鈴木浩介)も少しだけ関わっている感じっぽい。

ケーキフェアを開催することに

宇海直哉は顧客名簿をホテルの宝なのだという。

閉館している間に目を通しておくようにとスタッフにいうのだった。

そして、新人パティシエの鳳来ハルは過去にこのホテルには幻のケーキがあったことを知る。そして、このケーキを復活させたいと桜井佐那に申し出るのだった。宇海直哉は良いアイディアだとし、ケーキフェアを3日間限定で開催することを決めるのだった。

幻のケーキ

しかし、幻のケーキの味を知っているのは、幼少期に食べた事がある桜井佐那だけだ。当然ながらレシピもない。

ハルは桜井佐那の記憶していた幻のケーキを元に試作ケーキを作り、試行錯誤の末、幻のケーキを完成させる事ができたのだ。といっても、最終的には江口が「ポルトガルのお祝いに使うケーキだったら卵黄クリームでコーティングされているケーキしかないだろう」と試食もせずに決定しただけなのだが。

崖っぷちホテルはちょくちょくと設定が雑なところがあるが、それだから面白いのである。天才的な新人パティシエが作るから、食べたこともない幻のケーキをあっという間に作ってしまう事ができるのだ。

幻のケーキができてケーキフェアができる状態になれば、この物語はそれで成立してしまうのである。これで良いのだ。

女子高生が謎の涙を流す

ケーキフェアは顧客リストにあるお客様を招待する形で開催された。このイベントに批判的な時貞と丹沢、そして枝川(りょう)。枝川はホテルの批評をしている雑誌の編集者も招待をしていた。

イベントの粗を記事にさせてホテルの評価を下げようという魂胆だ。どこまでも根性が腐りきっている。ここまで腐りきってるとある意味清々しいほどだ。

女子高生のが一人でケーキフェアにやってきた。幻のケーキを食べに来たのだが、すでに売り切れてしまっていた。翌日も女子高生がやって来た。ピエール田中が幻のケーキを隠しておいて提供する事ができたのだ。粋なことをしてくれる。

食べたかった幻のケーキを見た瞬間。女子高生は突然涙を流し始めるのだった。この涙をきっかけに現場は大混乱し太田原(くっきー)が女子高生に水をかけてしまうなどしてしまう。

このケーキを食べるためにわざわざやって来たのになぜ涙を見せたのか。宇海直哉は顧客名簿の束を目の前に、過去に何があったのかを探ることにしたのだ。

そして、この女子高生は10年前に来ていた但馬茜という少女である事が明らかになった。しかし、涙の理由は分からない。みんなで引き続き徹夜をして顧客名簿を探す。と、そこに飲み上がりの枝川が現れるのだった。

枝川は「顧客名簿はホテルの宝だと言ってたけど桜井さんがずっと大切にしていたものは他にもある」と。この言葉に佐耶はお礼状があることを思い出したのだ。そう、先代はお客からもらったお礼状も大切に保管をしていたのだった。

そして、開店1時間前に但馬茜のお礼状を発見するのだった。

両親との思い出の場所

ケーキフェア最終日。閉店間際に但馬茜が再び現れた。席に着いてピエール田中が幻のケーキを持ってくる。今日はホール丸々一個でろうそくと誕生日プレートが立てられた状態だった。

「あの日、ここで祝ってもらったんです。この席で。その半年後でした。」

但馬茜の両親は交通事故で二人とも亡くなってしまっていたのだ。だから、幻のケーキが復活すると聞いて、両親に会いにくる感じにやって来たのだ。だから、幻のケーキを一目見ただけで涙を流してしたった。

なんとも悲しい物語である。そして、さらにサプライズが続く。誕生日の横断幕を持った太田原や阿部。宇海直哉が桜吹雪を送風機を使って舞わせている。

9年前に但馬茜が小学校に入学をした時の再現をしたのだった。この状況に但馬茜は感動し笑顔を見せるのだった。

崖っぷちホテル 2話 感想

なかなか感動的なストーリーで面白かった。小学生1年生の時に両親を亡くしてしまうって物心がついたなりのことだし、両親の記憶もしっかりと残っているだろう。

そんな思い出の幻のケーキが復活すると聞けば、両親に会いに行くかのような感覚になるのだろうし、大事な思い出を色褪せることなく再現させたケーキフェアは大成功だ。今回の出来事では批判的だったスタッフも過去のことを思い出させるきっかけにもなった。少し、前向きになったような気がするし、仕事をすることに対して、何かが変わったのかもしれない。

モンテクリスト伯 1話 あらすじとネタバレと感想。幸せ絶頂からの地獄へ落ち方がヤバイ。

フジテレビの木曜ドラマ「モンテ・クリスト伯」がスタートした。どうした。フジテレビ。なかなか面白いじゃないか。今期のフジテレビのドラマは当たりが多いように感じる。それだけ、気合いが入っているということなのだろう。

ドラマ「モンテ・クリスト伯」1話

キャストがなかなか豪華

主人公の柴門暖(さいもん だん)はディーン・フジオカが演じ、ヒロインとなる目黒すみれは山本美月が演じている。

柴門暖は漁業会社に務めておりの船員。こんなに美形な海の男に違和感を覚えてしまうが、かなり優秀な船員である。暖とすみれは婚約者で結婚式が開かれているときにまさかの事態に陥ることになる。

地元の仲間として、暖の漁業会社の先輩である神楽清は新井浩史が、売れない役者をしている南条幸男は関ジャニ∞の大倉忠義が演じる。そして、今回の復讐劇の起点にもなる公安部参事官の入間公平を高橋克典が、TIファンドマネジメントの代表で公平の父親である入間貞吉を伊武雅刀が演じる。

入間公平は公平という名前に似合わず柴門暖のことを陥れていく人物であり、なぜこのような冤罪事件をわざと起こしたのかがポイントとなりそうだ。そして、今回のドラマに出演をしている伊武雅刀は髪の毛がフサフサである。カツラなのかな?物語と関係のないところばかりが気になって仕方がない。

150年前の小説が原作となった作品

ドラマ「モンテ・クリスト伯」は1844年から1846年にかけてフランスの新聞で連載されていたアレクサンドル・デュマ・ペール氏の小説が原作となった作品だ。

150年前の作品が原作になっているという時点で物凄いことなのだが、世界中でドラマや映画化されており、日本でも漫画になったり、アニメになったり、ドラマ、映画のベースになったり、宝塚歌劇団の舞台の題材になっていたりとしている、いわゆる名作中の名作である。

もちろん、時代が違うし、舞台もフランスと日本と異なるので、ドラマ「モンテ・クリスト伯」は完全なるリメイク作品ということになる。

ドラマ「モンテ・クリスト伯」1話 あらすじとネタバレ・感想

暖の乗る船が遭難

柴門暖は目黒すみれにプロポーズをして婚約。これから楽しい結婚生活が待っている。はずだった。そんなある日、暖が乗っていた船・海進丸が遭難してしまい数週間もの間、交信をすることができなかった。

誰もが諦め掛けていたとき。なんと、遭難していた暖が乗っていた海進丸が港に戻ってきたのだ。船員たちは何とか生き延びていたもののベトナム人で船長だったバラジは嵐に遭遇したときに頭を打って死んでしまっていたのだ。

バラジの遺体が船外に運び出されていく。

すると、公安部の入間公平が現れてバラジのことを調べだしたのだ。バラジにはなんとテロ組織との関わりが噂されていたのだ。公平はその手がかりをこの船に探しに来ていたのだ。

暖はバラシが死んだ後に船長の代わりとして行動し、星の位置から船の位置を把握して、なんとか港に戻ることができたのだという。若いのに凄まじい感覚である。まさに海の男。父親の血を引いているのだろう。

謎の手紙

バラシが死ぬ前に暖は手紙を受け取っていた。この手紙を渋谷にある会社に届けて欲しいと言われていたのだ。暖は約束を果たすために渋谷に行こうとするが、再び公安部の入間公平が現れるのだった。

公平は暖がテロ組織・ククメットに関わっているのではないかと疑っていたのだ。というのも、匿名の電話が掛かってきて航海をしているときにククメットから手紙を受け取ったという情報が入ったのだという。

確かに暖はバラシから手紙を受け取っていた。しかし、バラシに手紙を届けて欲しいと頼まれただけなのだとククメットとの関与は否定。

公平は暖がバラシから受け取った手紙を開いて見る。すると、「teiikichi」宛てで英語で文章が書かれていたのだ。公平はこの手紙は想像以上に危険なものだとしこの手紙を託して欲しいという。

家族の安全を優先し手紙を公平に託すことにする暖なのであった。

入間貞吉がククメットに資金援助をしていた

バラシが持っていた手紙には「teiikichi」宛てになっていた。つまり、入間公平の父親で入間貞吉宛ての手紙であったことがすぐに分かったのだ。

公平はすぐに貞吉の会社に行って、ククメットへ資金援助をしているのかと状況を確認をしにいくが、貞吉によるとククメットはテロ組織ではなく、政府から追い出された国の要人の集まりなのだという。

しかし、各国がククメットをテロ指定していることから公平はその言葉を認めるわけにはいかなった。公平は貞吉とは親子でありながら絶縁状態。貞吉は逮捕されることを覚悟していた。

柴門暖が逮捕されてしまう

暖とすみれの結婚式当日。幸せそうな二人を裏目に同僚の神楽や幸男(すみれの幼馴染)は浮かない表情をしている。暖がトイレに行く。すると、そこに公安部の刑事が数名現れ「柴門暖さんですね?テロ資金提供容疑で逮捕する」と突然その場から連れて行かれてしまうことになってしまう。

意味も分からず抵抗する暖だったが、まともに取り合ってくれず、そのまま逮捕されてしまうのだった。

入間公平は貞吉の元に行き、手紙をライターで火を付けて消し去ってしまった。貞吉は「これは例を言った方がいいのかな?」と一言。

 暖はそのままテロ組織への資金提供者としてラデル共和国に人質の交換要員として送られることに。ラデル共和国の関係者から資金提供者は誰なのかと猛烈な拷問を受けるとこに。

しかし、本当に何も知らない暖は何も答えることができなかったのだ。

時が流れ...

独房に閉じ込められた暖。拷問されてから8年の歳月が流れ2011年になっていた。ネズミやハエがたかっている独房で、髪の毛が伸び、ヒゲが伸びて、生きる希望を失った暖は横たわりながら歌を歌っていた。

すると、独房の床が突然割れ、その穴から老人が出てきたのだった。田中泯。ここで登場。おそらく同じ囚人なのだろうが、老人なのに穴を掘って脱獄をしようと試みているところがすごいアグレシッブだ。

拷問シーンはかなり痛々しくてリアルだった。本当に苦しかったんじゃないのかなと思う。ディーンフジオカも番宣で本当に拷問されているかのようだったと発言していたので、リアルに苦しかったのだろう。

ドラマ「モンテ・クリスト伯」の1話の前半は生ぬるいごく普通のドラマといった感じでスタートしたが、後半になると一気に事態が急変して、思わぬ方向に物語が急展開したのは非常に面白かった。

冤罪どころか確信犯。公平は貞吉とは絶縁状態だったのにも関わらず、暖を利用した。なぜ、そうしたのか。単純に親子愛だけだったのか。それとも、何か裏があるのか。

シグナル 2話 あらすじと感想。複雑な時間軸に迷子になりそうなSF要素満載ドラマだった。

シグナル長期未解決捜査班の第2話。前回は初回ということもあったのかもしれないが、タイムトラベル要素はかなり低いドラマなのなかと思っていた。しかし、そんなことは全くなかった。

第2話では思いっきりタイムトラベル要素が盛り込まれていた。というか、リアルタイムに過去が変わったことにより、文字が動いたり、写真に写っていたはずの被害者女性の姿が消えてしまうなど、ちょっとした怪奇現象を目の当たりにしてしまったような感じだった。

ドラマ「シグナル 長期未解決捜査班 2話」あらすじとネタバレ

女児誘拐事件は時効を迎える

前回の1話では1995年に起きた女児誘拐事件の真犯人を2000年の大山剛志巡査(北村一輝)の情報を元に2010年の三枝巡査が追い詰めるという展開を迎え、吉本圭子(長谷川京子)を同行することに。時効間近だった。しかし、決定的な証拠がなくDNA鑑定の結果もまだ出ていない状況。なんとか自白させようと仕向けるものの、吉本圭子は口を割ることはなかった。

関係ない話だが、長谷川京子って化粧しない方が可愛いよね。

吉本圭子の質素バージョンはとてもよく見えるが、化粧派手バージョンはあまり好きではない。魔性の女としては素晴らしいとは思うが。

そして、女児誘拐事件の時効を迎えてしまう。しかし、橋本については1日遅れだったためまだ時効ではなかったため、こっちの事件で逮捕されることになる。女児誘拐殺人事件の真犯人は間違いなく吉本圭子。しかし、時効を迎えてしまったことから、この事件の罪を問うことはできない。

時効撤廃、長期未解決事件捜査班が発足

こんな不条理なことがまかり通ることがおかしいことから2010年より日本では殺人に対する時効は撤廃されることになる。これはドラマの世界だけではなく現実の日本も2010年に時効が撤廃されている。

そして、未解決事件を解決するため長期未解決事件捜査班が発足することに。あくまで表向きに発足しただけで、中本慎之介(渡部篤郎)はいずれ廃止するつもりだった。長期未解決事件捜査班のメンバーは桜井美咲、山田勉(木村祐一)、鑑識官・小島信也(池田鉄洋)の3人。指揮するのは岩田一夫(甲本雅裕)だった。

大山剛志は殺されたのか?

三枝健人(坂口健太郎)が自宅で無線機を取り出している。あの時、大山と交信したことで今回の事件を解決することができた。あの会話は一体なんだったのか。すると、突然無線機が通信を始める。

「三枝警部補…。これが最後の通信になるかもしれません。また、無線は繋がります。その相手は3年前の私です。」

三枝は意味が分からないと叫ぶ。大山は「過去は変えられます。諦めないでください。」という言葉を残し、銃声とともに通信が途切れてしまうのだった。これは、死亡フラグってことでいいのかな。大山は誰に消されてしまったのだろうか。無線機を使って現在の三枝と交信をしていたことと関係しているのだろうか。

そもそも、時を超える無線機は警察の所有物だから、何か裏がありそうなんだよね。

2018年に三枝も長期未解決事件捜査班に合流することに

三枝は2010年からアメリカに行ってプロファイリングを学び8年後の2018年に警視庁に戻ってきて長期未解決事件捜査班に警部補となって合流することになった。

ここで、以前に大山が三枝巡査のことを三枝警部補と呼んでいた理由が明らかになった。そう。2010年の三枝にコンタクトを取ってきた2000年の大山はすでに2018年の三枝と交信をしていたということなのだ。

過去が変わり未来が変わった

長期未解決事件捜査班では1997年に発生した女性連続殺人事件の捜査が行われていた。三枝は自宅で被害者の情報をまとめている。すると、以前に大山と交信をしていた無線機が再び通信をし始める。

ここで繋がったのは以前の大山とは違い三枝のことを知らない大山だった。ちょうど、大山は1997年起きた女性連続殺人事件の捜査をしていたのだ。三枝は被害者が発見された場所を知っていたため、大山にその情報を教え、さらに5人目の被害者の場所も教えるのだった。

大山は三枝に教えられた場所に行く。すると5人目の被害者が倒れているのを発見する。まだ生きている。急いで救急車を呼んで救助するのだった。2018年の三枝がホワイトボードに書いた「遺体発見」という文字は三枝の目の前で消えてしまい「未遂」の文字に変化してしまい、被害者女性が写っていた写真からは女性の姿が消えてしまったのだった。

過去が変わり現在も変わったのだった。

「過去は変えられます。諦めないでください。」

大山が言っていたことが現実となったのだ。完全にSFドラマだった。もっと、タイムトラベル要素は控えめのドラマなのかなと思っていたのだが、思っていた以上にSF要素満載だったことが第2話で明らかになった。まさか、目の前で文字が変化して行くとは。これは、三枝だけが過去が変わったことを知っているということになるのかな。桜井は変わったことには気付いていなかったよね。

時間軸を整理

シグナルの時間軸を整理しておこう。

  • 1995年:女児誘拐事件が発生し大山巡査が捜査を担当していた。
  • 2000年:大山巡査(2000年)→ 三枝巡査(2010年)に無線機で交信。
  • 2018年:三枝警部補(2018年)→ 大山巡査(1997年)に無線機で交信。

2000年の大山は2018年の三枝警部補と交信をしていると思っていたが、なぜか2010年の三枝巡査と交信をしていた。年代をずらすことができるのか。見ているとどの年代の大山と話をしているのか分からなくてなってしまいそうだ。謎がまだまだ多いドラマである。

コンフィデンスマンJP 2話 あらすじと感想。最初から最後まで全力の騙し!ボクちゃんを騙すドラマ!

月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」の第2話。今回も物凄く面白かった

第2話は2回目ということもあり、このドラマのノリというものをある程度理解していたおかげなのか、前回よりも楽しかったように感じる。そして、全開で視聴者とボクちゃん(東出昌大)を騙しにかかるダー子(長澤まさみ)が素敵過ぎてたまらない

こんなに楽しい月9ドラマは久しぶりだ。というか初めてではないだろうか。フジテレビが吹っ切れたのか。これを機転にいい方向に進むことに期待する。

「コンフィデンスマンJP」2話 リゾート王編 あらすじとネタバレ

ミニストーリー・ロシアマフィアと寿司屋

コンフィデンスマンJPは1話完結型のドラマだが、プロローグは本編とは異なるミニストーリーが盛り込まれている。これもこれで手が込んでいて面白い。第2話はロシアに寿司屋を出店したいロシアマフィアがターゲットになったもの。

リチャード(小日向文世)とボクちゃんが寿司屋になりきり、スーパーで買ってきた寿司を誤魔化しながらロシアマフィアに提供している。リチャードは寿司を握っていないが握る時の音だけは一丁前だ。

というか、リチャードのカツラを見たら一発で嘘だということがバレてしまうと思うのだが、さすがプロローグのミニストーリーだ。あっさりとロシアマフィアは出店を決めてしまう(笑)この適当加減が最高すぎる。

旅館・すずやに働くボクちゃん

いつものようにボクちゃんは詐欺師から足を洗うため、田舎でのどかなところにある老舗旅館・すずやに住み込みで働き出すことに。そこの若女将・操(本仮屋ユイカ)に恋に落ちる。すずやは経営が厳しく、桜田リゾートに売却することを決めていた。

これに納得することができなかったボクちゃんは操にいくらあれば買収されることなくやっていくことができるのかを聞くと1.5億円はいるのだという。そして、ボクちゃんは再びダー子とリチャードの元に戻ってきて、桜田リゾートの若社長である桜田しず子(吉瀬美智子)を陥れる計画を練り始めるのだった。

桜田しず子の側近になるダー子

ダー子はしず子の側近になるためにインターンシップで桜田リゾートに途中入社することに成功。

どんな才能やねん。ボクちゃんも言いかけていたが、これだけの能力を持っているなら、どんなとこでも働き口はあるのだろう。まあ、普通に働くよりも詐欺師でいた方が儲かるのだろう。どう考えてもダー子は普通に働ける器ではない。

桜田しず子は、短大卒業後に「桜田ホテル」の跡取りと結婚して若女将となり潰れかけていたホテルを再生させた。その後、ホテルをチェーン展開し、経営難の旅館やリゾート施設を買い取っては見事に蘇らせ業界の救世主とも呼ばれていた。だがその裏では、収賄や談合、地上げと手段を選ばないやり口で、日本の観光を牛耳ろうとしていたのだった。

しず子は国が推進しているカジノを中心とした統合型リゾート開発に目を付けていた。しず子は政界にもパイプを持っていて、リゾート開発も優位に進めることが約束されていたが、大臣がまさかのスキャンダルで辞任。クリーンな若き水内大臣に変わってしまったことで、パイプを失ってしまったのだ。

ダー子は勉強ができるガリ勉タイプに変装。

なんとか桜田リゾートの仲居になることができた。そして、履歴書にしず子の側近に速攻なってしまうのだった。これにも罠が仕掛けており、水内大臣の地元である真鶴にある松山建設の娘という設定にしていたのだ。しず子は裏世界に正通する男を使い、ダー子の身上を調べ上げていたのだった。

この罠を使いリチャードは水内大臣の秘書であるとうまく嘘を付いて、リゾート開発は神奈川県にある無人島に建設させるという嘘の情報を流し、しず子をうまく騙すことに成功。

しず子が無人島を買い取る交渉をする

この無人島の所有者は小松武雄。普段はここにはいないみたい。ボクちゃんは小松武雄に成りすますことに。そこに、ダー子を連れたしず子がやってきて2億でこの島を買取りたいと交渉をするのだった。

しず子は皿洗いを手伝っている。この時にしず子は「お泊まり」と「タヌキは出るのか?」という言葉を使い罠を仕掛けていた。この言葉に対していボクちゃんは普通の回答をしてしまったのだ。

実はこの言葉は業界用語で、お泊まりは「売れ残った魚のこと」でタヌキは「夕食抜きの客」のことだったのだ。そして、しず子は苦労した話や、桜田リゾートで旅館を買収することで外資から旅館を守るという強い意思を持っている話など、ボクちゃんはしず子に取り込まれていくことに。

後日、しず子は5億円を持って再び島にやってくる。サインをすれば5億円はコンフィデンスマンのものになる。しかし、ボクちゃんはサインを躊躇している。しず子の幼少期のことを調べ上げていて苦労していたことを知ってしまっていたのだ。しず子の実家は小さな旅館をしていた。しかし、借金により売却してしまったのだ。

しず子はいつか買い戻すためにこの世界に飛び込んだ。本当は統合型リゾートをやりたいわけでないのではないか。そうボクちゃんはしず子に問い詰めるのだった。

最初からの全力の騙し

しかし、そこに裏世界に正通している例の男が本物の小松武雄を連れてくるのだった。バレてしまった。ダー子は「この男は偽物!詐欺師ですよ、社長!」と速攻でボクちゃんを裏切る。

しず子は本物の小松武雄と契約をして5億円でこの島を買収するのだった。

ボクちゃんは捕まってしまう。そして、男に銃を向けられる。ダー子はボクちゃんを見捨ててその場を去っていく。そして...銃声が。

この時点で視聴者のみんなはもうわかっていたはずだ。これは最初から騙しているなと...。さすがである(笑)そう。全てが騙しなのだ。本物の小松武雄と思われていた男はダー子の仕込んだ男。しず子が裏世界に正通していた男もダー子の仕込んだ男。

そして、ボクちゃんが住み込みに行った旅館・すずやは本当にあるけど、ダー子がボクちゃんが行くように目立つところに人材募集のポスターを貼ったりして仕込んでいたのだ(笑)

ダー子は操のことはもちろん知っていて「エロ女将」と呼んでいた(笑)ボクちゃんは愛する若女将・操のために1.5億円を持って旅館に行くものの、料理長と出来ていたみたいで呆気なく失恋。1.5億円をそのまま置いてきて寄付。旅館復権のために使ってくれと。

1年後。すずやは桜田リゾートに買収されていた。操は料理長と結婚して料亭を開いたらしい。操はもともと接客業はしたくなかったらしく主婦になったらしい。ダー子とリチャード、ボクちゃんは桜田リゾートが入ったすずやに泊まりに行く。

ダー子は桜田リゾートに生まれ変わったすずやをえらく気に入った模様。全部の旅館が桜田リゾートになればいいのにと。

これって、ダー子は桜田しず子から金を巻き上げるという目的よりも桜田リゾートが好きですずやを桜田リゾートにするために仕込んだことだったのか。1話も大好きな団子を守るために動いてたいので、その可能性は大いに高いのではないだろうか。

パターン化されるのか、どこかで違うパターンが出てくるのか

最初から全てが全力の騙し。第1話もほぼ最初から全てが騙しだった。となると、次の第3話も最初から全ての騙しになるのだろうか。視聴者もそういう目で第3話を見ることは間違いないと思う。

このことは想定済み。と考えると第3話は今までとは違うパターンのストーリー展開になる可能性もあるのではないだろうか。その裏を付いてまた同じパターンという可能性もありそうだが、第2話で分かったことはボクちゃんは毎回ターゲットとともに騙される役であることは間違いないのかもしれない。