ドラマブログ

ドラマと映画が大好きな30代。面白さを共有したいので感想を交えて楽しく書いてます。

モンテクリスト伯 1話 あらすじとネタバレと感想。幸せ絶頂からの地獄へ落ち方がヤバイ。

フジテレビの木曜ドラマ「モンテ・クリスト伯」がスタートした。どうした。フジテレビ。なかなか面白いじゃないか。今期のフジテレビのドラマは当たりが多いように感じる。それだけ、気合いが入っているということなのだろう。

ドラマ「モンテ・クリスト伯」1話

キャストがなかなか豪華

主人公の柴門暖(さいもん だん)はディーン・フジオカが演じ、ヒロインとなる目黒すみれは山本美月が演じている。

柴門暖は漁業会社に務めておりの船員。こんなに美形な海の男に違和感を覚えてしまうが、かなり優秀な船員である。暖とすみれは婚約者で結婚式が開かれているときにまさかの事態に陥ることになる。

地元の仲間として、暖の漁業会社の先輩である神楽清は新井浩史が、売れない役者をしている南条幸男は関ジャニ∞の大倉忠義が演じる。そして、今回の復讐劇の起点にもなる公安部参事官の入間公平を高橋克典が、TIファンドマネジメントの代表で公平の父親である入間貞吉を伊武雅刀が演じる。

入間公平は公平という名前に似合わず柴門暖のことを陥れていく人物であり、なぜこのような冤罪事件をわざと起こしたのかがポイントとなりそうだ。そして、今回のドラマに出演をしている伊武雅刀は髪の毛がフサフサである。カツラなのかな?物語と関係のないところばかりが気になって仕方がない。

150年前の小説が原作となった作品

ドラマ「モンテ・クリスト伯」は1844年から1846年にかけてフランスの新聞で連載されていたアレクサンドル・デュマ・ペール氏の小説が原作となった作品だ。

150年前の作品が原作になっているという時点で物凄いことなのだが、世界中でドラマや映画化されており、日本でも漫画になったり、アニメになったり、ドラマ、映画のベースになったり、宝塚歌劇団の舞台の題材になっていたりとしている、いわゆる名作中の名作である。

もちろん、時代が違うし、舞台もフランスと日本と異なるので、ドラマ「モンテ・クリスト伯」は完全なるリメイク作品ということになる。

ドラマ「モンテ・クリスト伯」1話 あらすじとネタバレ・感想

暖の乗る船が遭難

柴門暖は目黒すみれにプロポーズをして婚約。これから楽しい結婚生活が待っている。はずだった。そんなある日、暖が乗っていた船・海進丸が遭難してしまい数週間もの間、交信をすることができなかった。

誰もが諦め掛けていたとき。なんと、遭難していた暖が乗っていた海進丸が港に戻ってきたのだ。船員たちは何とか生き延びていたもののベトナム人で船長だったバラジは嵐に遭遇したときに頭を打って死んでしまっていたのだ。

バラジの遺体が船外に運び出されていく。

すると、公安部の入間公平が現れてバラジのことを調べだしたのだ。バラジにはなんとテロ組織との関わりが噂されていたのだ。公平はその手がかりをこの船に探しに来ていたのだ。

暖はバラシが死んだ後に船長の代わりとして行動し、星の位置から船の位置を把握して、なんとか港に戻ることができたのだという。若いのに凄まじい感覚である。まさに海の男。父親の血を引いているのだろう。

謎の手紙

バラシが死ぬ前に暖は手紙を受け取っていた。この手紙を渋谷にある会社に届けて欲しいと言われていたのだ。暖は約束を果たすために渋谷に行こうとするが、再び公安部の入間公平が現れるのだった。

公平は暖がテロ組織・ククメットに関わっているのではないかと疑っていたのだ。というのも、匿名の電話が掛かってきて航海をしているときにククメットから手紙を受け取ったという情報が入ったのだという。

確かに暖はバラシから手紙を受け取っていた。しかし、バラシに手紙を届けて欲しいと頼まれただけなのだとククメットとの関与は否定。

公平は暖がバラシから受け取った手紙を開いて見る。すると、「teiikichi」宛てで英語で文章が書かれていたのだ。公平はこの手紙は想像以上に危険なものだとしこの手紙を託して欲しいという。

家族の安全を優先し手紙を公平に託すことにする暖なのであった。

入間貞吉がククメットに資金援助をしていた

バラシが持っていた手紙には「teiikichi」宛てになっていた。つまり、入間公平の父親で入間貞吉宛ての手紙であったことがすぐに分かったのだ。

公平はすぐに貞吉の会社に行って、ククメットへ資金援助をしているのかと状況を確認をしにいくが、貞吉によるとククメットはテロ組織ではなく、政府から追い出された国の要人の集まりなのだという。

しかし、各国がククメットをテロ指定していることから公平はその言葉を認めるわけにはいかなった。公平は貞吉とは親子でありながら絶縁状態。貞吉は逮捕されることを覚悟していた。

柴門暖が逮捕されてしまう

暖とすみれの結婚式当日。幸せそうな二人を裏目に同僚の神楽や幸男(すみれの幼馴染)は浮かない表情をしている。暖がトイレに行く。すると、そこに公安部の刑事が数名現れ「柴門暖さんですね?テロ資金提供容疑で逮捕する」と突然その場から連れて行かれてしまうことになってしまう。

意味も分からず抵抗する暖だったが、まともに取り合ってくれず、そのまま逮捕されてしまうのだった。

入間公平は貞吉の元に行き、手紙をライターで火を付けて消し去ってしまった。貞吉は「これは例を言った方がいいのかな?」と一言。

 暖はそのままテロ組織への資金提供者としてラデル共和国に人質の交換要員として送られることに。ラデル共和国の関係者から資金提供者は誰なのかと猛烈な拷問を受けるとこに。

しかし、本当に何も知らない暖は何も答えることができなかったのだ。

時が流れ...

独房に閉じ込められた暖。拷問されてから8年の歳月が流れ2011年になっていた。ネズミやハエがたかっている独房で、髪の毛が伸び、ヒゲが伸びて、生きる希望を失った暖は横たわりながら歌を歌っていた。

すると、独房の床が突然割れ、その穴から老人が出てきたのだった。田中泯。ここで登場。おそらく同じ囚人なのだろうが、老人なのに穴を掘って脱獄をしようと試みているところがすごいアグレシッブだ。

拷問シーンはかなり痛々しくてリアルだった。本当に苦しかったんじゃないのかなと思う。ディーンフジオカも番宣で本当に拷問されているかのようだったと発言していたので、リアルに苦しかったのだろう。

ドラマ「モンテ・クリスト伯」の1話の前半は生ぬるいごく普通のドラマといった感じでスタートしたが、後半になると一気に事態が急変して、思わぬ方向に物語が急展開したのは非常に面白かった。

冤罪どころか確信犯。公平は貞吉とは絶縁状態だったのにも関わらず、暖を利用した。なぜ、そうしたのか。単純に親子愛だけだったのか。それとも、何か裏があるのか。