シグナル 4話 あらすじと感想!愛する人を救う事ができなかった切なさと真犯人が分かっていても逮捕できない心境
シグナル長期未解決捜査班の第4話では、第2話から続いていた女性連続殺害事件が解決することになる。第4話で1997年の刑事・大山(北村一輝)が心に深い傷を負うことになる。
結論から書くが、2018年の三枝(坂口健太郎)から貰った情報で助ける事ができたかもしれない、北野みどり(佐久間由衣)を助ける事ができなかったのだ。あと一歩のところというのが何とも残酷な話だ。もうちょっと明るい物語でもいいのにと思ってしまうのだが、原作者はとことん不幸にさせたいのかもしれない。
ドラマ「シグナル 長期未解決捜査班 4話」あらすじとネタバレ
北野みどりを助ける事ができなかった大山
2018年の三枝から次に殺されるのが北野みどりであることを知った大山。急いでみどりがどこにいるのかを探すが、なかなか見つからない。そして、トンネルの近くで手足を縛られた状態で変わり果てた姿で大山が発見するのだった。
分かっていたのに助ける事ができなかった大山は憔悴しきった様子。そこに、2018年の三枝から無線機を通して交信が始まる。三枝はここで北野みどりを助ける事ができなかったことを知る。大山はバスの運転手・田中修一が怪しいことに気付いていた。
そして、田中に復讐することを決意するのだった。まあ、そうなるよね。最初は北野みどりのことは、それほど気にしてはいなかったけど、少しずつ惹かれていったのは間違いないだろうし、自分に好意を持ってくれていたと思われる女性が目の前で殺されて変わり果てた姿になってしまったのだから。
いくら刑事とはいえ、自制心を働かせるのは相当難しいことだとは容易に想像できる。
関西テレビ「シグナル 長期未解決事件捜査班」
— TVer (@TVer_official) 2018年5月1日
大山剛志( #北村一輝 )は、連続殺人事件の次の被害者が北野みどり( #佐久間由衣 )だと知り、必死で探し回る。#シグナル #坂口健太郎 #吉瀬美智子 #渡部篤郎 #TVerhttps://t.co/8JPKs3IPuw
真犯人はバスの運転手・田中の息子だった
1997年に起きていた女性連続殺害事件の真犯人はバスの運転手・田中修一の息子の仁志という男だった。2018年に八代英子が殺された事件は田中修一が真犯人。八代英子は田中の息子が犯人である証拠を持っていた。それで脅されて金を支払っていたのだ。
そして、長期未解決班が動き出したことで証拠が見つかると判断した田中修一は八代英子を殺害した。全ては息子が犯した罪を隠すために行ったこと。凄いよね。息子と言っても当時で20歳前半、現在は40過ぎたオッサンですよ。それを自ら犯罪者になってでも守りたいと思うという。
自分にも息子がいるけど、もし息子がこんな犯罪を冒してしまったら、絶対に許すことはできないし、幇助することもできない。綺麗事なのだろうか。田中修一という男が理解できない。まあ、世の中にはいろんな人がいるから、守りたいと共感できる人もいるのかもしれないが。
大山がみどりにプレゼントした髪留めが証拠となった
大山はみどりの誕生日に髪留めをプレゼントしていた。
みどりが殺害された現場にその髪留めが落ちていた。みどりが仁志に襲われていた時、田中修一が監視していたため、不審に思った八代英子が付けていて、この現場に居合わせていたのだ。つまり、第一発見者は八代英子で、そこに落ちていた髪留めを拾っていたのだ。
その髪留めを使って田中修一に金銭を要求していた。この髪留めは銀行の貸金庫の中に保管されていたのだ。2018年になって、この髪留めが発見され鑑識に回されてDNA鑑定によって田中仁志が真犯人である証拠になったのだ。
もし、1997年にこの証拠が発見されていても当時のDNA鑑定では判別する事ができなかったらしい。つまり、貸金庫でこの時を待っていたということになるのだ。北野みどりの最後の力だったのかもしれない。
田中仁志は1997年の大山に追い詰められてビルの屋上から転落。下半身付随になってしまう。これを境に女性連続殺害事件は続かなくなった。これが理由だった。つまり、逮捕はできなかったが大山が事件を終結させた。ということになるのだ。
1997年の鑑識では逮捕する事ができなかった。このことは2018年の三枝が大山にきちんと伝えた。だからこそ、2018年まで事件が進展しなかったということなのかもしれない。
なかなか奥深いストーリーだ。そもそも、大山は桜井美咲と深い関係にあるのかと思っていたが、それ以前に北野みどりと悲しい出来事があったとは。