ドラマブログ

ドラマと映画が大好きな30代。面白さを共有したいので感想を交えて楽しく書いてます。

コンフィデンスマンJP 2話 あらすじと感想。最初から最後まで全力の騙し!ボクちゃんを騙すドラマ!

月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」の第2話。今回も物凄く面白かった

第2話は2回目ということもあり、このドラマのノリというものをある程度理解していたおかげなのか、前回よりも楽しかったように感じる。そして、全開で視聴者とボクちゃん(東出昌大)を騙しにかかるダー子(長澤まさみ)が素敵過ぎてたまらない

こんなに楽しい月9ドラマは久しぶりだ。というか初めてではないだろうか。フジテレビが吹っ切れたのか。これを機転にいい方向に進むことに期待する。

「コンフィデンスマンJP」2話 リゾート王編 あらすじとネタバレ

ミニストーリー・ロシアマフィアと寿司屋

コンフィデンスマンJPは1話完結型のドラマだが、プロローグは本編とは異なるミニストーリーが盛り込まれている。これもこれで手が込んでいて面白い。第2話はロシアに寿司屋を出店したいロシアマフィアがターゲットになったもの。

リチャード(小日向文世)とボクちゃんが寿司屋になりきり、スーパーで買ってきた寿司を誤魔化しながらロシアマフィアに提供している。リチャードは寿司を握っていないが握る時の音だけは一丁前だ。

というか、リチャードのカツラを見たら一発で嘘だということがバレてしまうと思うのだが、さすがプロローグのミニストーリーだ。あっさりとロシアマフィアは出店を決めてしまう(笑)この適当加減が最高すぎる。

旅館・すずやに働くボクちゃん

いつものようにボクちゃんは詐欺師から足を洗うため、田舎でのどかなところにある老舗旅館・すずやに住み込みで働き出すことに。そこの若女将・操(本仮屋ユイカ)に恋に落ちる。すずやは経営が厳しく、桜田リゾートに売却することを決めていた。

これに納得することができなかったボクちゃんは操にいくらあれば買収されることなくやっていくことができるのかを聞くと1.5億円はいるのだという。そして、ボクちゃんは再びダー子とリチャードの元に戻ってきて、桜田リゾートの若社長である桜田しず子(吉瀬美智子)を陥れる計画を練り始めるのだった。

桜田しず子の側近になるダー子

ダー子はしず子の側近になるためにインターンシップで桜田リゾートに途中入社することに成功。

どんな才能やねん。ボクちゃんも言いかけていたが、これだけの能力を持っているなら、どんなとこでも働き口はあるのだろう。まあ、普通に働くよりも詐欺師でいた方が儲かるのだろう。どう考えてもダー子は普通に働ける器ではない。

桜田しず子は、短大卒業後に「桜田ホテル」の跡取りと結婚して若女将となり潰れかけていたホテルを再生させた。その後、ホテルをチェーン展開し、経営難の旅館やリゾート施設を買い取っては見事に蘇らせ業界の救世主とも呼ばれていた。だがその裏では、収賄や談合、地上げと手段を選ばないやり口で、日本の観光を牛耳ろうとしていたのだった。

しず子は国が推進しているカジノを中心とした統合型リゾート開発に目を付けていた。しず子は政界にもパイプを持っていて、リゾート開発も優位に進めることが約束されていたが、大臣がまさかのスキャンダルで辞任。クリーンな若き水内大臣に変わってしまったことで、パイプを失ってしまったのだ。

ダー子は勉強ができるガリ勉タイプに変装。

なんとか桜田リゾートの仲居になることができた。そして、履歴書にしず子の側近に速攻なってしまうのだった。これにも罠が仕掛けており、水内大臣の地元である真鶴にある松山建設の娘という設定にしていたのだ。しず子は裏世界に正通する男を使い、ダー子の身上を調べ上げていたのだった。

この罠を使いリチャードは水内大臣の秘書であるとうまく嘘を付いて、リゾート開発は神奈川県にある無人島に建設させるという嘘の情報を流し、しず子をうまく騙すことに成功。

しず子が無人島を買い取る交渉をする

この無人島の所有者は小松武雄。普段はここにはいないみたい。ボクちゃんは小松武雄に成りすますことに。そこに、ダー子を連れたしず子がやってきて2億でこの島を買取りたいと交渉をするのだった。

しず子は皿洗いを手伝っている。この時にしず子は「お泊まり」と「タヌキは出るのか?」という言葉を使い罠を仕掛けていた。この言葉に対していボクちゃんは普通の回答をしてしまったのだ。

実はこの言葉は業界用語で、お泊まりは「売れ残った魚のこと」でタヌキは「夕食抜きの客」のことだったのだ。そして、しず子は苦労した話や、桜田リゾートで旅館を買収することで外資から旅館を守るという強い意思を持っている話など、ボクちゃんはしず子に取り込まれていくことに。

後日、しず子は5億円を持って再び島にやってくる。サインをすれば5億円はコンフィデンスマンのものになる。しかし、ボクちゃんはサインを躊躇している。しず子の幼少期のことを調べ上げていて苦労していたことを知ってしまっていたのだ。しず子の実家は小さな旅館をしていた。しかし、借金により売却してしまったのだ。

しず子はいつか買い戻すためにこの世界に飛び込んだ。本当は統合型リゾートをやりたいわけでないのではないか。そうボクちゃんはしず子に問い詰めるのだった。

最初からの全力の騙し

しかし、そこに裏世界に正通している例の男が本物の小松武雄を連れてくるのだった。バレてしまった。ダー子は「この男は偽物!詐欺師ですよ、社長!」と速攻でボクちゃんを裏切る。

しず子は本物の小松武雄と契約をして5億円でこの島を買収するのだった。

ボクちゃんは捕まってしまう。そして、男に銃を向けられる。ダー子はボクちゃんを見捨ててその場を去っていく。そして...銃声が。

この時点で視聴者のみんなはもうわかっていたはずだ。これは最初から騙しているなと...。さすがである(笑)そう。全てが騙しなのだ。本物の小松武雄と思われていた男はダー子の仕込んだ男。しず子が裏世界に正通していた男もダー子の仕込んだ男。

そして、ボクちゃんが住み込みに行った旅館・すずやは本当にあるけど、ダー子がボクちゃんが行くように目立つところに人材募集のポスターを貼ったりして仕込んでいたのだ(笑)

ダー子は操のことはもちろん知っていて「エロ女将」と呼んでいた(笑)ボクちゃんは愛する若女将・操のために1.5億円を持って旅館に行くものの、料理長と出来ていたみたいで呆気なく失恋。1.5億円をそのまま置いてきて寄付。旅館復権のために使ってくれと。

1年後。すずやは桜田リゾートに買収されていた。操は料理長と結婚して料亭を開いたらしい。操はもともと接客業はしたくなかったらしく主婦になったらしい。ダー子とリチャード、ボクちゃんは桜田リゾートが入ったすずやに泊まりに行く。

ダー子は桜田リゾートに生まれ変わったすずやをえらく気に入った模様。全部の旅館が桜田リゾートになればいいのにと。

これって、ダー子は桜田しず子から金を巻き上げるという目的よりも桜田リゾートが好きですずやを桜田リゾートにするために仕込んだことだったのか。1話も大好きな団子を守るために動いてたいので、その可能性は大いに高いのではないだろうか。

パターン化されるのか、どこかで違うパターンが出てくるのか

最初から全てが全力の騙し。第1話もほぼ最初から全てが騙しだった。となると、次の第3話も最初から全ての騙しになるのだろうか。視聴者もそういう目で第3話を見ることは間違いないと思う。

このことは想定済み。と考えると第3話は今までとは違うパターンのストーリー展開になる可能性もあるのではないだろうか。その裏を付いてまた同じパターンという可能性もありそうだが、第2話で分かったことはボクちゃんは毎回ターゲットとともに騙される役であることは間違いないのかもしれない。