ドラマブログ

ドラマと映画が大好きな30代。面白さを共有したいので感想を交えて楽しく書いてます。

あなたには帰る家がある 1話 あらすじと感想。木村多江の色気とユースケサンタマリアの怪演がヤバイ!

個人的には全くノーマークだったTBSの金曜ドラマ「あなたには帰る家がある」がスタートしたが、思っていた以上に面白くてとても良かった。

中谷美紀主演のドラマで、TBSの金曜ドラマで主演を演じるには過去にも何度もあり常連さんとなっている。それだけ、安定して視聴率が取れるという事なのかもしれない。

ドラマ「あなたには帰る家がある」は山本文緒の小説「あなたには帰る家がある」が原作となった作品だ。

小説からのドラマ化だが、2003年にもBSフジでテレビドラマ化したことがあり、この時は斉藤由貴が主演を演じていたようだ。

ドラマ「あなたには帰る家がある」1話

キャストが最高すぎる

ドラマ「あなたには帰る家がある」は、主演で佐藤真弓役を演じる中谷美紀をはじめ、旦那であり佐藤秀明は玉木宏が演じる。

玉木宏は個人的にはまだ朝ドラのイメージが残っているので不倫なんてする訳ないと思ってしまうが、このドラマでは呆気なく玉木宏は不倫に突き進んでしまうことになる。このギャップが良い。

そして、物語の重要な立ち位置となる秀明の不倫相手となる茄子田綾子は木村多江が演じる。このキャスティングが絶妙すぎてやばい。最高すぎる。

木村多江と言えば、幸薄い系女優だが、今回の役も口では「幸せ」と言うものの、どこか寂しそうにしており、闇を抱えている。それがまた役に合っているのだ。

綾子の旦那で中学校教師・茄子田太郎はユースケ・サンタマリアが演じる。適当すぎる名前だが、どことなく不気味な雰囲気を醸し出しているのがユースケ・サンタマリアの怪演と絶妙にマッチしている。まるで、オトナの土ドラ「火の粉」を演じていた時のような、不気味さがあって堪らなく良い。

ドラマ「あなたには帰る家がある」1話 あらすじ・ネタバレ 

結婚して13年、お互いすれ違いが表面化

佐藤真弓と佐藤秀明が結婚してから13年の月日が経とうとしている。娘の中学受験を終えひと段落ついた時。子供だと思っていた娘が少しずつ自分たちの手から離れて行った時に、真弓はふと寂しさのようなものが込み上げてくる。

そして、夫婦生活も気付けばお互いの嫌なところばかりが目に付いてしまう。お互い好きになって結婚したはずなのに、すれ違いが生じ始めてきていたのだ。

秀明と綾子が禁断の出会い

ある日、秀明は住宅見学会の準備をしていた時に家の購入を検討していた綾子が一人で現れた。中に案内をする秀明。キッチンに立つ綾子。幸せな光景が眼に浮かぶ綾子は秀明と本当の夫婦になったように会話を楽しむのだった。

と、その時。トイレから綾子の旦那・茄子田太郎が機嫌悪そうに現れる。綾子は一人できていたのではなく旦那の太郎と一緒に内見にきていたのだ。楽しそうだった綾子の笑顔は消えていた。

茄子田太郎は秀明には機嫌悪く会話をするものの、同僚の若い女の子に対しては明るく、手を握るなど態度がまるで異なるのであった。

真弓が職場復帰することに

ある日、真弓は以前一緒に旅行代理店で働いていた愛川由紀(船木優子)と偶然再会することに。由紀は今も旅行代理店で働いていて出世もしていた。

真弓は娘が中学受験を終えて夢も叶ったと喜んでいたが、由紀は「真弓の夢は?」と痛いところを突かれてしまうのだった。由紀はそんな真弓に職場復帰をしないかと提案するのだった。

職場復帰を誘われていると秀明に報告。しかし、秀明は否定的なことばかりを言う。そんな秀明の言葉に何か吹っ切れたかのように職場復帰をすることを決めるのだった。

かつてはバリバリと仕事をこなしていた真弓。しかし、実務から離れていた間にFAXを使っていた作業はPDFとメールになるなど仕事環境は大きく変わっていた。パソコン操作もまともにすることができない真弓は初日から大苦戦するのだった。

秀明と綾子が急接近

真弓がいつもより遅く帰宅。食事を作ることができなかったことから、友人の店でカレーを持ち帰りしてきた。が、ソファーで寝転がっていた秀明は不機嫌そうにいらないと言う。さらに娘の麗奈も友達とハンバーガーを食べてきたからいらないと。

苛立ちが高まっていく真弓は家族のことを何も考えていないと秀明に溜まっていた不満をぶちまけるのだった。そのタイミングで秀明は茄子田太郎から連絡が入り、呼び出されることに。

秀明は茄子田太郎とスナックに行くことに。秀明は二人の馴れ初めを聞いている。茄子田太郎はお互い一目惚れだったそうで2回目に会った時に妊娠をしてしまいそのまま結婚をしたのだという。

そして、秀明も真弓とはできちゃった結婚だったことを明かす。そして、秀明は酔いつぶれてしまい、スナックで家庭での不満をぶちまけてしまうのだった。

秀明が目を覚ますとなぜか綾子が目の前に座っている。酔いつぶれて茄子田太郎が連れてきていたのだ。

しかも、秀明はパンツ姿。綾子が苦しそうだったから脱がせたのだと笑顔を見せる。ズボンを履いていて苦しそうってどんな状態なんだろうか。

そんな綾子に対してい秀明はついつい抱きしめてしまう。そして「綾子さん...本当に幸せなんですか?」と聞く。

綾子はそのまま秀明のことを抱きしめる。二人は見つめ合うキスをしようとすると廊下から足音が...。すぐさま、秀明はズボンを履いてる帰って行くのだった。

謎すぎる茄子田太郎の行動

翌朝。秀明は家には帰らずにモデルハウスにいた。そして綾子がキッチンに立っていた様子のことを妄想していた。と、そこに茄子田太郎が現れ「お前、俺が酔っ払っていて何も知らないと思ってるんだろう?」と言われて回答に困ってしまう。

茄子田太郎は秀明のところで家を建てることを決めたと言う。スナックで愚痴を言っていた秀明の姿をみて哀れに思ったのだという。だから家を買うことにしたのだと。

どういう心境でこんなことを言ってるのか。本当に謎すぎる。

自分の妻が担当営業マンと不倫をしそうになっているを知っているはずなのに、わざと二人を接近させるようなことをしている茄子田太郎が不気味すぎる。ユースケ・サンタマリア最高。

結婚記念日が不倫記念日に

真弓と秀明の結婚記念日当日。13年目の結婚記念日が金曜日の13日という。

秀明は結婚記念日であることを覚えていた早めに帰宅することを決め、LINEで今から帰ると連絡を入れる。

そのメッセージを見た真弓は笑顔で料理を作っている。

雨が降り出す。秀明が車を出そうとした時に目の前に傘をさしていないびしょ濡れの綾子の姿が。

車に乗せて家まで送ることにした秀明は車の中で綾子に「幸せですか?」と聞く。綾子は「幸せです。ただ、寂しい。」と言うのだった。

この言葉に秀明にハートに火がつく。自宅には帰らずにホテルにゴー。クレジットカードでお金を支払い、二人はホテルの部屋のなかに。そしてベッドに行くのだった。

その頃、メンチカツを作っている真弓は秀明の帰りを待っていた。

「あなたには帰る家がある」1話 感想

ドラマのタイトル「あなたには帰る家がある」から暖かい家族ドラマが展開されるのかと思っていたが、全く違ってきた。ドロドロの不倫ドラマだったとは。しかも、爽やかな玉木宏が木村多江と不倫を描くなんて、なんてエロスなんだろうか。

夫婦の積もり溜まった不満は多くの夫婦が感じているのではないだろか。とても共感できる部分が多かった。共感できる部分は非常に多かったが、茄子田太郎の考えだけが本当に謎だ。

わざと綾子と秀明を不倫関係に追い込んでいるとしか思えない。それが快感になると言うことなのか?