ドラマブログ

ドラマと映画が大好きな30代。面白さを共有したいので感想を交えて楽しく書いてます。

コンフィデンスマンJP(ドラマ)1話 あらすじと感想。スピーディーなどんでん返し展開に脱帽!

2018年春の月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」は久しぶりに面白い月9ドラマ担っているのではないだろうか。さすが、ドラマ・リーガルハイや映画エイプリルフールズを手掛けた古沢良太の作品だけのことはある。期待を裏切らない面白さ。

コンフィデンスマンJPの原作は存在せず古沢良太のドラマオリジナル作品となっている。古沢良太は人気ドラマ・リーガルハイの脚本で知られており、フジテレビの視聴率復活のためにリーガルハイの続編を製作しているものだと思っていたが、全く新規の作品となっていた。

これはこれでとても楽しみ。

月9「コンフィデンスマンJP」1話

長澤まさみが11年ぶりに月9主演に

コンフィデンスマンJPの主演を務めるのは女優の長澤まさみ。フジテレビドラマの主演は2011年に放送された「高校入試」以来7年ぶりということになる。

もちろん、長澤まさみほどの女優になれば月9ドラマの出演は結構あるはずだと思われるが、実は月9ドラマは11年前に放送された「プロポーズ大作戦」で山下智久とのW主演以来の主演ということになる。

長澤まさみが演じるのはダー子という女。天才的な頭脳と抜群の集中力でどれほど難解な専門知識も短期間でマスターし、様々な役柄の人物に簡単になりきることができるコンフィデンスウーマン(信用詐欺師)だ。

つまり、女詐欺師。詐欺師で本名が分からないよく分からない女が主人公の月9ドラマって今までなかったように思うが、月9イコール恋愛ドラマという方程式を崩し始めたフジテレビの判断は良かったようにも感じる。

3人の詐欺師

コンフィデンスマンJPは主人公のダー子だけでは成り立たない物語となっている。

東出昌大が演じるボクちゃん、小日向文世が演じるリチャードがの3人が集まり、連携をすることでターゲットから大金を騙し取ることができるのが。誰一人、欠けてもこの作戦は成功しないのだ。それがコンフィデンスマン(信用詐欺師)なのである。

そして、3人の詐欺師のボス・チョビ髭(瀧川英次)がいる。1話では国税局の監査役として登場していた。全員、本名不詳のふざけたニックネームで呼び合っている。

リアルな情報は必要ない

みんな詐欺師だから本名など必要ないのだろう。本名を聞いたところで、それが本当かどうかもわからないし、そもそも論としてコンフィデンスマンJPというドラマにそのようなリアルな情報は一切必要ないのかもしれない。

ダー子がいくら抜群の集中力を持っていたとしてもたった数ヶ月でCAになってしまうというのは無理がある話である。

ただし、第1話の最後のオチとして今回のターゲットだった江口洋介が演じる赤星を乗せた飛行機が飛び立った飛行場は偽物の空港だった。だから、CAの役を演じきることができたということになるのだろう。

つまり、ダー子は周囲の力も借りることによりあらゆる役柄の人物になりきることができるということなのかもしれない。

あらすじ・ネタバレ

第1話では公益財団『あかぼし』の会長・赤星栄介がターゲット。裏で地上げや贈収賄などの経済ヤクザとして暗躍、日本のゴッドファーザーとも呼ばれている男。

なぜ、赤星がターゲットになったのかは、よく分からなかったが、裏世界に通じている多額の裏金を持っていることからターゲットになったのだろう。

愛人の家に国税局のガサ入れ(リチャードが変装)が入ったことにより20億円をフィリピンに移送することを決める。当初の予定ではリチャードが船長になって金を移送する計画を実行していたが、赤星が人を信用することができないタイプだったことからリチャードが作戦を中止。ダー子がCAになりきって空輸する作戦を実行することに。

ボクちゃんは詐欺師の世界から足を洗うことを決断していたが、リチャードが赤星によって大怪我をしたと嘘をついてリチャードの仇を取るために作戦を実行することに。

そして、偽物のいわき空港では国税局の監査員に扮したチョビ髭が金の入ったケースを検査。ここで金を奪う計画だったのだ。裏切られると予想していた赤星は日用品をケースの中に詰め込んできた。ダー子とボクちゃんは思わぬ展開に笑顔が消える。

赤星は20億円を飛行機に乗せて飛び立つことに成功したのだった。情報を漏らしたとして赤星はダー子とボクちゃんを現地に着いたら殺すことを示唆。ボクちゃんは手が震え顔面蒼白。ダー子もどうすることもできない様子。

その時、機体が大きく揺れ始めるのだった。バードストライクによってエンジンが停止してしまったのだという。重い手荷物を下ろすように指示が出て、リチャードもその場に現れるのだった。ダー子は急いで赤星が持ち込んだ金の入ったケースを機体の外に投げ出すのだった。

赤星は金の入ったケースを追いかけてスカイダイビングをして落ちていったケースを追っていく。なんとか鳥取砂丘に降り立つことができた赤星は落ちていったケースを発見し、中身を確認するがただの紙の束が入っているのだった。

本物の20億円は機内の中。飛行機のパイロットはもちろん、機内の客は全てコンフィデンスマンが雇った仕掛け人で最初から最後までコンフィデンスマンの計画通りに進んだのだった。

ただし、今回雇った人たち(通称子猫ちゃん)に支払った日当や偽の空港「いわき空港」の制作費、飛行機のチャーター代などによって20億円の大半を使ってしまう報酬は小銭しか残らなかったというオチ。

感想

まさかリチャードが怪我をしていたというのも嘘でボクちゃんを動かすためのものだったとはね。空港も偽物ってスケールが大き過ぎるけど、だからダー子がCAに扮することができたのかと納得もできた。意外と筋が通っているのがまた面白い。

今回の件でボクちゃんは401回目の詐欺師の世界から足を洗うと言って去っていたが、2話目以降も同じような感じでこの世界に帰ってくることになるのだろうか。

今回の月9ドラマはなかなか面白かった。次回の2話目以降も楽しく見ることができそうだ。