ドラマブログ

ドラマと映画が大好きな30代。面白さを共有したいので感想を交えて楽しく書いてます。

崖っぷちホテル 1話 あらすじと感想。崖っぷちから笑顔あふれる夢の場所へ大逆転をすることができるのか。

日テレの日曜ドラマ「崖っぷちホテル!」が2018年4月15日 22:30よりスタートした。いつもは初回拡大版で放送されることが多いが、今回の「崖っぷちホテル」は通常のタイムスケジュールでの放送だった。個人的には拡大版はあまり嬉しくないので、初回ながらも1時間にコンパクトにまとめられていたのは非常に好印象だ。

ドラマ「崖っぷちホテル!」1話

初回視聴率10.6%と好発進

素直にドラマ「崖っぷちホテル!」はとても面白かったと思う。

この時間帯のドラマは7〜8%で推移することが多い中で、「崖っぷちホテル!」の初回視聴率は10.6%だったそうで、かなりの好発進と言えるのではないだろうか。

主演は三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEの岩田剛典がつとめている。

岩田剛典のファンが視聴率を大きく上げた可能性はかなり高いが、ヒロインというか主人公並みにこのドラマでは重要な役割となるホテルの総支配人を演じる戸田恵梨香をはじめ、りょう、渡辺いっけい、鈴木浩介らが脇を固め、くっきー(野生爆弾)や宮川大輔、チャド・マレーンといった個性的なキャスティングが功を奏することになったのだろうか。

「崖っぷちホテル!」はタイトルの通り、まさに崖っぷちに立たされているホテルを再建する物語となっているが、ホテルという舞台で描かれるドタバタ劇が非常にスピーディーに展開され、それぞれのキャラ設定がしっかりとされていることから、とても見応えのあるドラマになっていた。

ドラマは2話目以降は視聴率が落ちてしまうのが当たり前だが、「崖っぷちホテル!」はそこまで落ちることはないのではないか。そう期待してまう。日テレの日曜ドラマはHuluとの連携ドラマも同時スタートすることが多いが、今回はそれはなし。非常にシンプルな展開。

日テレ的にはあまり気合いを入れていないのかな?でも、その緩い感じがいいのかもしれない。

崖っぷちホテル 1話 あらすじとネタバレ

桜井佐那は総支配人に向いていないと悲観的な性格

戸田恵梨香が演じるヒロイン・桜井佐那はホテル「グランデ インヴルサ」の創設者・桜井剛の長女。

3年前に父が倒れてから兄が代理でホテルを経営したものの、3年で3億円の負債を抱えてしまい、そのまま消息不明になってしまったのだ。そんな状況で佐那が29歳の時に総支配人に就任をしたのだ。

しかし、前途多難な状況が続いており従業員から何も信頼されることなく、総支配人室で一人涙を流すことも。

ちなみに、この部屋で佐那がため息をついた音が管を介して(多分、昔はこのような管で連絡を取り合っていたのかな?天空の城ラピュタの飛行船みたいな。)1階のBARに響いて枝川梢(りょう)を恐怖に陥れているのはなかなか面白い設定だ。

佐那はうまく従業員を取りまとめることができず、総支配人には向いていないと思っているかなりネガティブ思考だったが、突如現れる謎の客人・宇海直哉(岩田剛典)によって大きな転機を迎えることになるのだ。

宇海直哉はバリストンホテルの福総支配人だった

ホテル・グランデ インヴルサにラフな格好で突如現れた宇海直哉。ホテルの従業員は嫌がれをしに来た客だと思い、まともに対応をしようとしない。それどころか、様々な要望を突きつける宇海直哉を追い返そうとする始末。

しかし、宇海直哉は超有名ホテルであるバリストンホテルの福総支配人だったのだ。なんらかの理由でこの崖っぷちホテルであるグランデ インヴルサにやって来たのだ。どのような理由でやって来たのかは、明らかにされることはなかったが、今後のストーリーで描かれることになるのだろうか。

このホテルの売りは夕日の光がプールに反射してその光がホテル全体を包み込む幻想的になることだった。しかし、崖っぷちに陥っているグランデ インヴルサはそんな自身のホテルの売りすら忘れている状況だったのだ。

宇海直哉はなぜかグランデ インヴルサの売りであるプールのことを知っていた。佐那に対して4月なのにプールに入りたいから掃除をしてほしいと依頼をしていた。

最初は文句を言いながらプールを掃除していたものの、プールの中に沈んでいたグランデ インヴルサのシンボルだった鳥の置物・ガロが発見されるなど、グランデ インヴルサが再建するためには必要と思われる要素が次々と出て来た。

宇海直哉は後ろ向きになっている佐那に対して「あなたはどうしたいんですか?わがままな人ってことですね。こんな素敵な場所で自分がやりたいことをやってるなら楽しいじゃないですか。」と今置かれている状況が恵まれていると。

夢の場所にするために宇海直哉をオファー

佐那はただただこの場所を夢の場所に、お客様の笑顔が溢れる、そんな場所にしたいだけなのだという。そして、夢の場所にするために宇海直哉に一緒に働いてほしいとオファーを出すのだった。

思ったことをすぐに実行に移す。実は総支配人に向いているのかもしれないね。

宇海直哉も「いいですよ。本気で言ってくれてるならバリストンをやめます。崖っぷち、最高じゃないですか。ここからまたこの場所がもう一度夢の場所になれるとするならこのホテルの名前通り最高な大逆転です。そんなワクワクすることは見逃せません。」と即答するのだった。

彼もこれを目的にここにやって来たのかもしれない。しかし、なぜグランデ インヴルサにやって来たのだろうか。先代と面識があったのかもしれない。グランデ インヴルサがこのような状況に陥っているのが残念でならなかったのかもしれない。

何かできることはないか。そう思い、グランデ インヴルサにやって来たのだろうか。

あなたには帰る家がある 1話 あらすじと感想。木村多江の色気とユースケサンタマリアの怪演がヤバイ!

個人的には全くノーマークだったTBSの金曜ドラマ「あなたには帰る家がある」がスタートしたが、思っていた以上に面白くてとても良かった。

中谷美紀主演のドラマで、TBSの金曜ドラマで主演を演じるには過去にも何度もあり常連さんとなっている。それだけ、安定して視聴率が取れるという事なのかもしれない。

ドラマ「あなたには帰る家がある」は山本文緒の小説「あなたには帰る家がある」が原作となった作品だ。

小説からのドラマ化だが、2003年にもBSフジでテレビドラマ化したことがあり、この時は斉藤由貴が主演を演じていたようだ。

ドラマ「あなたには帰る家がある」1話

キャストが最高すぎる

ドラマ「あなたには帰る家がある」は、主演で佐藤真弓役を演じる中谷美紀をはじめ、旦那であり佐藤秀明は玉木宏が演じる。

玉木宏は個人的にはまだ朝ドラのイメージが残っているので不倫なんてする訳ないと思ってしまうが、このドラマでは呆気なく玉木宏は不倫に突き進んでしまうことになる。このギャップが良い。

そして、物語の重要な立ち位置となる秀明の不倫相手となる茄子田綾子は木村多江が演じる。このキャスティングが絶妙すぎてやばい。最高すぎる。

木村多江と言えば、幸薄い系女優だが、今回の役も口では「幸せ」と言うものの、どこか寂しそうにしており、闇を抱えている。それがまた役に合っているのだ。

綾子の旦那で中学校教師・茄子田太郎はユースケ・サンタマリアが演じる。適当すぎる名前だが、どことなく不気味な雰囲気を醸し出しているのがユースケ・サンタマリアの怪演と絶妙にマッチしている。まるで、オトナの土ドラ「火の粉」を演じていた時のような、不気味さがあって堪らなく良い。

ドラマ「あなたには帰る家がある」1話 あらすじ・ネタバレ 

結婚して13年、お互いすれ違いが表面化

佐藤真弓と佐藤秀明が結婚してから13年の月日が経とうとしている。娘の中学受験を終えひと段落ついた時。子供だと思っていた娘が少しずつ自分たちの手から離れて行った時に、真弓はふと寂しさのようなものが込み上げてくる。

そして、夫婦生活も気付けばお互いの嫌なところばかりが目に付いてしまう。お互い好きになって結婚したはずなのに、すれ違いが生じ始めてきていたのだ。

秀明と綾子が禁断の出会い

ある日、秀明は住宅見学会の準備をしていた時に家の購入を検討していた綾子が一人で現れた。中に案内をする秀明。キッチンに立つ綾子。幸せな光景が眼に浮かぶ綾子は秀明と本当の夫婦になったように会話を楽しむのだった。

と、その時。トイレから綾子の旦那・茄子田太郎が機嫌悪そうに現れる。綾子は一人できていたのではなく旦那の太郎と一緒に内見にきていたのだ。楽しそうだった綾子の笑顔は消えていた。

茄子田太郎は秀明には機嫌悪く会話をするものの、同僚の若い女の子に対しては明るく、手を握るなど態度がまるで異なるのであった。

真弓が職場復帰することに

ある日、真弓は以前一緒に旅行代理店で働いていた愛川由紀(船木優子)と偶然再会することに。由紀は今も旅行代理店で働いていて出世もしていた。

真弓は娘が中学受験を終えて夢も叶ったと喜んでいたが、由紀は「真弓の夢は?」と痛いところを突かれてしまうのだった。由紀はそんな真弓に職場復帰をしないかと提案するのだった。

職場復帰を誘われていると秀明に報告。しかし、秀明は否定的なことばかりを言う。そんな秀明の言葉に何か吹っ切れたかのように職場復帰をすることを決めるのだった。

かつてはバリバリと仕事をこなしていた真弓。しかし、実務から離れていた間にFAXを使っていた作業はPDFとメールになるなど仕事環境は大きく変わっていた。パソコン操作もまともにすることができない真弓は初日から大苦戦するのだった。

秀明と綾子が急接近

真弓がいつもより遅く帰宅。食事を作ることができなかったことから、友人の店でカレーを持ち帰りしてきた。が、ソファーで寝転がっていた秀明は不機嫌そうにいらないと言う。さらに娘の麗奈も友達とハンバーガーを食べてきたからいらないと。

苛立ちが高まっていく真弓は家族のことを何も考えていないと秀明に溜まっていた不満をぶちまけるのだった。そのタイミングで秀明は茄子田太郎から連絡が入り、呼び出されることに。

秀明は茄子田太郎とスナックに行くことに。秀明は二人の馴れ初めを聞いている。茄子田太郎はお互い一目惚れだったそうで2回目に会った時に妊娠をしてしまいそのまま結婚をしたのだという。

そして、秀明も真弓とはできちゃった結婚だったことを明かす。そして、秀明は酔いつぶれてしまい、スナックで家庭での不満をぶちまけてしまうのだった。

秀明が目を覚ますとなぜか綾子が目の前に座っている。酔いつぶれて茄子田太郎が連れてきていたのだ。

しかも、秀明はパンツ姿。綾子が苦しそうだったから脱がせたのだと笑顔を見せる。ズボンを履いていて苦しそうってどんな状態なんだろうか。

そんな綾子に対してい秀明はついつい抱きしめてしまう。そして「綾子さん...本当に幸せなんですか?」と聞く。

綾子はそのまま秀明のことを抱きしめる。二人は見つめ合うキスをしようとすると廊下から足音が...。すぐさま、秀明はズボンを履いてる帰って行くのだった。

謎すぎる茄子田太郎の行動

翌朝。秀明は家には帰らずにモデルハウスにいた。そして綾子がキッチンに立っていた様子のことを妄想していた。と、そこに茄子田太郎が現れ「お前、俺が酔っ払っていて何も知らないと思ってるんだろう?」と言われて回答に困ってしまう。

茄子田太郎は秀明のところで家を建てることを決めたと言う。スナックで愚痴を言っていた秀明の姿をみて哀れに思ったのだという。だから家を買うことにしたのだと。

どういう心境でこんなことを言ってるのか。本当に謎すぎる。

自分の妻が担当営業マンと不倫をしそうになっているを知っているはずなのに、わざと二人を接近させるようなことをしている茄子田太郎が不気味すぎる。ユースケ・サンタマリア最高。

結婚記念日が不倫記念日に

真弓と秀明の結婚記念日当日。13年目の結婚記念日が金曜日の13日という。

秀明は結婚記念日であることを覚えていた早めに帰宅することを決め、LINEで今から帰ると連絡を入れる。

そのメッセージを見た真弓は笑顔で料理を作っている。

雨が降り出す。秀明が車を出そうとした時に目の前に傘をさしていないびしょ濡れの綾子の姿が。

車に乗せて家まで送ることにした秀明は車の中で綾子に「幸せですか?」と聞く。綾子は「幸せです。ただ、寂しい。」と言うのだった。

この言葉に秀明にハートに火がつく。自宅には帰らずにホテルにゴー。クレジットカードでお金を支払い、二人はホテルの部屋のなかに。そしてベッドに行くのだった。

その頃、メンチカツを作っている真弓は秀明の帰りを待っていた。

「あなたには帰る家がある」1話 感想

ドラマのタイトル「あなたには帰る家がある」から暖かい家族ドラマが展開されるのかと思っていたが、全く違ってきた。ドロドロの不倫ドラマだったとは。しかも、爽やかな玉木宏が木村多江と不倫を描くなんて、なんてエロスなんだろうか。

夫婦の積もり溜まった不満は多くの夫婦が感じているのではないだろか。とても共感できる部分が多かった。共感できる部分は非常に多かったが、茄子田太郎の考えだけが本当に謎だ。

わざと綾子と秀明を不倫関係に追い込んでいるとしか思えない。それが快感になると言うことなのか?

コンフィデンスマンJP(ドラマ)1話 あらすじと感想。スピーディーなどんでん返し展開に脱帽!

2018年春の月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」は久しぶりに面白い月9ドラマ担っているのではないだろうか。さすが、ドラマ・リーガルハイや映画エイプリルフールズを手掛けた古沢良太の作品だけのことはある。期待を裏切らない面白さ。

コンフィデンスマンJPの原作は存在せず古沢良太のドラマオリジナル作品となっている。古沢良太は人気ドラマ・リーガルハイの脚本で知られており、フジテレビの視聴率復活のためにリーガルハイの続編を製作しているものだと思っていたが、全く新規の作品となっていた。

これはこれでとても楽しみ。

月9「コンフィデンスマンJP」1話

長澤まさみが11年ぶりに月9主演に

コンフィデンスマンJPの主演を務めるのは女優の長澤まさみ。フジテレビドラマの主演は2011年に放送された「高校入試」以来7年ぶりということになる。

もちろん、長澤まさみほどの女優になれば月9ドラマの出演は結構あるはずだと思われるが、実は月9ドラマは11年前に放送された「プロポーズ大作戦」で山下智久とのW主演以来の主演ということになる。

長澤まさみが演じるのはダー子という女。天才的な頭脳と抜群の集中力でどれほど難解な専門知識も短期間でマスターし、様々な役柄の人物に簡単になりきることができるコンフィデンスウーマン(信用詐欺師)だ。

つまり、女詐欺師。詐欺師で本名が分からないよく分からない女が主人公の月9ドラマって今までなかったように思うが、月9イコール恋愛ドラマという方程式を崩し始めたフジテレビの判断は良かったようにも感じる。

3人の詐欺師

コンフィデンスマンJPは主人公のダー子だけでは成り立たない物語となっている。

東出昌大が演じるボクちゃん、小日向文世が演じるリチャードがの3人が集まり、連携をすることでターゲットから大金を騙し取ることができるのが。誰一人、欠けてもこの作戦は成功しないのだ。それがコンフィデンスマン(信用詐欺師)なのである。

そして、3人の詐欺師のボス・チョビ髭(瀧川英次)がいる。1話では国税局の監査役として登場していた。全員、本名不詳のふざけたニックネームで呼び合っている。

リアルな情報は必要ない

みんな詐欺師だから本名など必要ないのだろう。本名を聞いたところで、それが本当かどうかもわからないし、そもそも論としてコンフィデンスマンJPというドラマにそのようなリアルな情報は一切必要ないのかもしれない。

ダー子がいくら抜群の集中力を持っていたとしてもたった数ヶ月でCAになってしまうというのは無理がある話である。

ただし、第1話の最後のオチとして今回のターゲットだった江口洋介が演じる赤星を乗せた飛行機が飛び立った飛行場は偽物の空港だった。だから、CAの役を演じきることができたということになるのだろう。

つまり、ダー子は周囲の力も借りることによりあらゆる役柄の人物になりきることができるということなのかもしれない。

あらすじ・ネタバレ

第1話では公益財団『あかぼし』の会長・赤星栄介がターゲット。裏で地上げや贈収賄などの経済ヤクザとして暗躍、日本のゴッドファーザーとも呼ばれている男。

なぜ、赤星がターゲットになったのかは、よく分からなかったが、裏世界に通じている多額の裏金を持っていることからターゲットになったのだろう。

愛人の家に国税局のガサ入れ(リチャードが変装)が入ったことにより20億円をフィリピンに移送することを決める。当初の予定ではリチャードが船長になって金を移送する計画を実行していたが、赤星が人を信用することができないタイプだったことからリチャードが作戦を中止。ダー子がCAになりきって空輸する作戦を実行することに。

ボクちゃんは詐欺師の世界から足を洗うことを決断していたが、リチャードが赤星によって大怪我をしたと嘘をついてリチャードの仇を取るために作戦を実行することに。

そして、偽物のいわき空港では国税局の監査員に扮したチョビ髭が金の入ったケースを検査。ここで金を奪う計画だったのだ。裏切られると予想していた赤星は日用品をケースの中に詰め込んできた。ダー子とボクちゃんは思わぬ展開に笑顔が消える。

赤星は20億円を飛行機に乗せて飛び立つことに成功したのだった。情報を漏らしたとして赤星はダー子とボクちゃんを現地に着いたら殺すことを示唆。ボクちゃんは手が震え顔面蒼白。ダー子もどうすることもできない様子。

その時、機体が大きく揺れ始めるのだった。バードストライクによってエンジンが停止してしまったのだという。重い手荷物を下ろすように指示が出て、リチャードもその場に現れるのだった。ダー子は急いで赤星が持ち込んだ金の入ったケースを機体の外に投げ出すのだった。

赤星は金の入ったケースを追いかけてスカイダイビングをして落ちていったケースを追っていく。なんとか鳥取砂丘に降り立つことができた赤星は落ちていったケースを発見し、中身を確認するがただの紙の束が入っているのだった。

本物の20億円は機内の中。飛行機のパイロットはもちろん、機内の客は全てコンフィデンスマンが雇った仕掛け人で最初から最後までコンフィデンスマンの計画通りに進んだのだった。

ただし、今回雇った人たち(通称子猫ちゃん)に支払った日当や偽の空港「いわき空港」の制作費、飛行機のチャーター代などによって20億円の大半を使ってしまう報酬は小銭しか残らなかったというオチ。

感想

まさかリチャードが怪我をしていたというのも嘘でボクちゃんを動かすためのものだったとはね。空港も偽物ってスケールが大き過ぎるけど、だからダー子がCAに扮することができたのかと納得もできた。意外と筋が通っているのがまた面白い。

今回の件でボクちゃんは401回目の詐欺師の世界から足を洗うと言って去っていたが、2話目以降も同じような感じでこの世界に帰ってくることになるのだろうか。

今回の月9ドラマはなかなか面白かった。次回の2話目以降も楽しく見ることができそうだ。

シグナル(ドラマ)1話 あらすじと感想。坂口健太郎主演で映画のような展開で面白い!

2018年春ドラマもちらほらとスタートしていますが、フジテレビ・関テレの火曜21時のドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班」の第1話が放送され、なかなか面白いドラマに仕上がっていた。

ドラマ「シグナル」1話

坂口健太郎がドラマ初主演

ドラマ「シグナル」は人気急上昇中の坂口健太郎が主演を務めている。意外だったのは坂口健太郎は今回の「シグナル」がドラマ初主演であるということ。確かに映画はともかくとして、坂口健太郎といえばこのドラマというものは「コウノドリ」くらいしか思いつかない。

主演ということはドラマの顔ということ。この「シグナル」は坂口健太郎の代表作になる可能性は非常に高いのではないかと思っている。

そして、第1話を見て確信した。この作品は坂口健太郎の代表作になると。素直に面白かった。とても面白かった。ドラマなのに映画のようなハラハラ、ドキドキ感を味わうことができた。

フジ・関テレのドラマ枠(火曜)はここしばらくはいまいち楽しめていなかったのだが、「シグナル」はながらスマホをすることなく最後まで画面に釘付けになっていた自分がいた。

ドラマ「シグナル」で忘れてはいけないのは脇を固める北村一輝・吉瀬美智子・渡部篤郎といった豪華俳優陣だろう。渡部篤郎はフジ・関テレの火曜ドラマに出演することが多いので顔パス状態だが、いずれも主演を演じてもおかしくないメンツ。

そんな、熱いメンバーが若い坂口健太郎を支えている。

原作は韓流ドラマ「シグナル」

ドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班」は韓国のnTVで放送されたドラマ「シグナル」が原作で「キム・ウニ」という方の作品となっている。

韓国版の「シグナル」は韓国で様々な賞を受賞している作品なので、ベースはとてもしっかりとした作品であることがわかる。

もちろん、日本向けにアレンジされているとは思うが、主人公の設定や過去と現在が無線機でつながるという設定、冒頭のストーリーの始まり方はほぼ同じとなっているので、基本的には同じ流れでストーリーが展開されることが予想される。

ドラマ「シグナル」1話 あらすじとネタバレ・感想

では、ドラマ「シグナル」のあらすじ(ネタバレあり)を感想を交えて書いていこうと思う。

三枝健人は警察を一切信用していない

主人公の三枝健人(坂口健太郎)は独学でプロファイリングを学んだ城西警察署地域課の警察官巡査。

小学生の時に発生した女児誘拐殺人事件で同級生の女児が誘拐されたのを目撃しており、警察に話をしようとするもののまともに取り合ってくれなかった。さらに、兄の加藤亮太(神尾楓珠)がある事件の容疑者として逮捕され、その後自ら命を絶ってしまったことから三枝健人は警察のことを一切信用しなくなってしまった。

信用をしていない警察だったが三枝健人は警察になった。信用することができないから自ら警察になることで真相を追求しようと考えたのかもしれない。警察になってからも三枝健人は周囲を信用していないことから、かなり異端児のような、そんな振る舞いをしている。

無線機で15年前の大山剛志と交信する三枝健人

女児誘拐殺害事件から15年の時が流れて事項も数日後に迫っていた。そんな、ある日。三枝健人は廃棄されるはずだったトランシーバー(無線機)から声が聞こえてくるのを確認する。

声の主は過去の城西警察署刑事課の刑事・大山剛志(北村一輝)だった。もちろん、この時点では三枝健太は声の主が大山剛志だということも知らないし、面識すらない。

大山剛志は15年前に起きた女児誘拐事件を担当していた刑事で桜井美咲(吉瀬美智子)とも(たぶん)恋仲だった。しかし、ある日を境に行方不明となっており、現在もどこに行ったのか分からない状態だったのだ。

行方不明になった大山剛志が谷原記念病院に女児誘拐の容疑者だった男が首吊り自殺をしているのを発見したと、廃棄される予定だったトランシーバーに無線通信してきたのだ。大山剛志が話をしているのは15年前の谷原記念病院からで、受けている三枝健人はそれから15年経った現在である。

大山剛志は遺体を発見したことを三枝健人に報告をした直後に何者かに襲われて通信が途切れてしまっている。

そして、三枝健人が手にしていたトランシーバーには電池は入っていない。つまり、不思議な力により通信ができていた状態だったのだ。同じく、女児誘拐事件の真相を追っていた三枝健人は疑心暗鬼のまま廃墟となった谷原記念病院に向かうのだった。

すると、大山剛志が言っていた通りそこには白骨化した遺体が首を吊っていたのだ。

女児を誘拐した真犯人を追う

時効間近だった女児誘拐事件。容疑者だった男は何者かに殺された、つまり真犯人は他にいると推測されたものの、刑事部長の中本慎之助(渡部篤郎)は自殺で容疑者が発見されたという方向で動くことを決める。

それを聞いた三枝健人は納得することができず、マスコミの前に真犯人が別にいる、女で谷原記念病院の元看護師であることを発表してしまうのだった。周囲の声を無視した形で勝手に撮った行動を見ても警察のことを信用していないことが分かるが、よく警察になれたなと思ってしまう。

マスコミに真犯人が別にいるという情報を流してしまった以上は警察は捜査をしないわけにもいかなかったし、このニュースを見た元谷原記念病院に勤めてた人から情報提供があるとみていたのだ。

情報提供から前川穂波(河井青葉)が容疑者として浮上。任意同行をするものの、取り調べにより犯人ではないことが判明。同僚の吉本圭子(長谷川京子)が前川穂波を嵌めて時効を乗り越えようとしていたのだ。

時効間近。前川穂波は解放される。警察署の前は誤認逮捕だったのではないかとマスコミが殺到している。

三枝健人は吉本圭子のことをプロファイリング。

自己顕示欲が強く自ら表舞台に立とうとした。15年もこのことを秘密にしていたから誰かに話したかったに違いない。だから自分の身の安全を確保した上でこの場に来ているのではないかと推測するのだった。

マスコミをかき分け野次馬の中に吉本圭子がいないか探す。桜井美咲ら刑事も吉本圭子の姿がないか探す。そして、ついに吉本圭子の姿を発見するのだった。

さすが、独学でプロファイリングを学んだだけある。ここまで的確に真犯人の考えていることをプロファイリングできるものかいささか疑問ではあったが、物語の流れとしては良い。

随所に三枝健人がプロファイリングするシーンがあるが、そのプロファイリングが当たらないことがあるのはリアリティがあって良かったのではないだろうか。 

現時点では全て三枝健人の推測でしかなく、吉本圭子が女児誘拐事件の真犯人であるという証拠はない状況。時効までにどうやって逮捕することになるのか、次回の第2話に期待である。

1話完結のドラマだけど結末は次回に持ち越すとは、なかなか面白いドラマの作りをしている。初回だけなのかな?

タイムトラベル要素は低い

第1話では15年前の刑事・大山剛志と現在の三枝健人がトランシーバーを介して通じたのは一瞬だけだった。

あくまで未解決だった事件のヒントを大山剛志が三枝健人に助言する程度に止まり、基本的な操作は現在で行われていた。なので、タイムトラベルものでありながらリアリティはあり、刑事ドラマとしてきちんと見ることができるのはかなり良いのではないだろうか。 

巡査ではなく警部補と呼んでいた

15年前の大山剛志は三枝健太のことを警部補と呼んでいた。

現在の三枝健人は巡査だ。警部補ではない。面識があるはずがないのに大山剛志はしっかりと「三枝警部補」と呼んでいたのはなぜなのだろうか。

15年前の城西警察署には三枝警部補がいたということなのか?それか、未来の、警部補になった三枝健人と交信をしていたということなのか?

そういえば、三枝健人の親って何をしているのだろうか。家庭環境がどうだったのかという話が一切出てきていなかったので、いずれ謎を解く重要なポイントになってくる可能性はあるのかもしれない。